2010年12月08日
【阪神JF】レーヴ盤石も、「東京2400m血統」3頭+ホエールに妙味
※馬場改修後、芝1600m外回りに施行条件が変更された2006年以降を対象
★ポイント1「前走1600m以上」
→過去4年、前走1600m以上の距離を使われて2着以内に入っていた馬の成績は【4・2・1・16】複勝率30.4%。阪神外回りコースになってからの勝ち馬はすべてこの組から出ており、スピード<スタミナという構図がはっきりと表れている。
(トールポピー、ウオッカetc)
★ポイント2「角居・松田博厩舎」
→過去4年、角居厩舎管理馬の成績は【2・0・1・0】複勝率100%、松田博厩舎管理馬の成績は【1・1・1・2】複勝率60.0%と、このレースにおいて抜けた成績を残している。人気も角居厩舎が4・3・4番人気、松田博厩舎が6・1・8番人気と決して馬の人気そのものが抜けていたわけではなく、単純に両師が2歳GIを得意としているということなのだろう。
(ウオッカ、ブエナビスタetc)
★ポイント3「父が東京2400mGI勝ち」
→過去4年、馬券圏内に入った12頭中6頭に父が東京2400mGI勝ちという共通点があった。過去4年の勝ち馬すべてが翌年の東京2400mGIを制していることから、仮想オークスという色が強く感じられる。
(アパパネ、ブエナビスタetc)
阪神外回りコースに施行条件変更後、5年目を迎える2歳牝馬GI・阪神JF。施行条件変更後はウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、アパパネとすべての勝ち馬が翌年のクラシックを制しており、来年の牝馬クラシック戦線を占う上でも見逃せない1戦となりそうだ。
今年の出走馬で注目を集めているのが、デイリー杯2歳Sを強烈な末脚で制したレーヴディソール。その勝ちっぷりも「ハマった」というものではなく、ゴール前は押さえる余裕があったほど。同レース6着のミッキーマスカットが黄菊賞を勝ち、7着グランプリボスが京王杯2歳Sを勝った比較から、牝馬限定戦のここなら力が一枚違うといった印象だ。コース改修後の阪神JFで【1・1・1・2】複勝率60.0%という好成績を残している松田博厩舎が送り出すという点も心強い。
レーヴディソールに匹敵する高い評価を受けているのが、関東の藤沢和厩舎が送り出すダンスファンタジア。新馬→赤松賞と危なげのない勝利を収めた同馬だが、赤松賞→阪神JFと連勝した馬には師が管理していたスティンガーも含まれている。不安材料があるとすれば初の関西圏での競馬という点、父ファルブラヴの産駒がGIで【0・1・0・11】と未だ未勝利である点か。
それなら札幌2歳S2着馬・アヴェンチュラを上位に取る手もある。旧阪神1600m時代を含め、札幌2歳Sで馬券圏内に好走した馬はテイエムオーシャン、ヤマニンシュクルといった勝ち馬を輩出している。同馬を管理する角居厩舎は阪神JFで【2・0・1・0】複勝率100%という驚異的な成績を残しており、休み明けでも軽視は禁物だ。
ちなみに過去4年の勝ち馬を見てみると、父が東京2400mGI勝ちという共通点があった。すでに勝ち馬を輩出しているジャングルポケット、キングカメハメハ産駒はもちろんのこと、今年産駒デビューを果たしたディープインパクト産駒にもひとつ注目してみたいところだ。
【データで見るオススメ馬】
★アヴェンチュラ
→過去4年、前走1600m以上の距離を使われて2着以内に入っていた馬の成績は【4・2・1・16】複勝率30.4%。同馬は阪神JFで【2・0・1・0】複勝率100%を誇る角居厩舎の管理馬でもあり、2007年にこのレースを制したトールポピーの全妹という血統背景も魅力だ。
★レーヴディソール
→過去4年、前走1600m以上の距離を使われて2着以内に入っていた馬の成績は【4・2・1・16】複勝率30.4%。同馬は阪神JFで【1・1・1・2】複勝率60.0%という好成績を残している松田博厩舎の管理馬でもあり、中央場所での牡馬混合重賞勝ち鞍がある点も好材料だ。
★アドマイヤセプター
→過去4年、前走1600m以上の距離を使われて2着以内に入っていた馬の成績は【4・2・1・16】複勝率30.4%。札幌2歳Sではアヴェンチュラに後塵を拝したが、父キングカメハメハ、祖母エアグルーヴという「東京2400m血統」を持つだけに、阪神外回りに替っての逆転があっても。
【ローテーションで見るオススメ馬】
★ホエールキャプチャ
→過去4年、芝1600m以上での勝ち鞍があり、叩き3戦目でこのレースに臨んだ馬の成績は【2・1・0・0】連対率100%。同馬は1200m〜1600m、逃げ〜追込とさまざまな条件下での競馬を強いられながら上がり3F2位以内をキープし続けており、昨年の3着馬・ベストクルーズと同じクロフネ×サンデーサイレンスという血統背景も魅力だ。
【血統で見るオススメ馬】
★リトルダーリン
→過去4年、馬券圏内に入った12頭中6頭に父が東京2400mGI勝ちという共通点があった。同馬は父ディープインパクトが日本ダービー、ジャパンカップを、母エリモエクセルがオークスを制している「東京2400m血統」を持つだけに抽選を突破できれば面白い1頭だ。
(競馬天気:火曜コラム・田原基成「データ分析」より)
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