2010年12月09日
【阪神JF】アヴェンチュラ姉妹制覇へ楽々12秒4
姉妹制覇が現実味を帯びてきた。07年の阪神JFを制したトールポピーの全妹・アヴェンチュラは坂路でエアウルフ(3歳1000万)と併せ馬を行い、この母系特有のダイナミックなフォームで元気いっぱいに駆け上がった。4F55秒7〜1F12秒4で半馬身先着。「しまいは速かったけど、ほぼ馬なりですね。いい動きでした」。先週に引き続き感触を確かめた和田も納得の笑みを浮かべた。
狙い通りの最終調整だった。前走の札幌2歳Sから2カ月以上開いたため、戦闘意欲を取り戻させることがこの日の主題。そのために併走馬にぴったり後ろを付けてもらった。「気持ちを入れるために、プレッシャーをかけてもらいました。目的通りにやれましたね」と清山助手。11月26日の帰厩後は軽めの調整だが「2歳牝馬ですからメイチでやる必要はありませんし、いい形でレースを迎えられますよ」ときっぱり。態勢は整ったと見ていい。
陣営の期待を膨らませるのは、その血統背景ゆえでもある。姉は1勝馬ながら阪神JFを完勝、その後オークス馬となったが、ポテンシャルの高さでは妹も負けていない。
「シルエットはお姉ちゃんと似通ったところが多いね。気性的にカッとしやすいところも似てるけど、収まるのは妹の方が早い。後を継いで…というのもおかしいけど、続いてほしいと思っています」
阪神JFまでの道程を比べれば、キャリアこそ「3戦対2戦」で見劣るものの、新馬勝ち→重賞2着の実績は明らかに上だ。アヴェンチュラとはイタリア語で「冒険」。強敵相手にも果敢に挑めば、自然と勝利は見えてくる。
スポニチアネックス - 2010/12/9 7:03