2012年11月22日

【ジャパンC】強気じゃないけど不気味フェノー

【G1ドキュメント=21日】やっぱり、フェノーメノは凄い。外国馬が滞在する東京競馬場から20日夜に移動したばかりの小田は動きにくぎ付けだった。Wコースでヒールゼアハーツ(4歳500万)を4馬身追走。直線は内に入ると、当然のように1馬身半先着した。佐々木助手の手綱は軽く動いた程度。体は黒光りし、はちきれんばかりだ。

 美浦に先乗りしている梅崎先輩から「戸田師は煙幕を張っているようだ」と伝え聞いていた。共同会見に現れたのは戸田厩舎のスポークスマンの斎藤助手。競馬場やウインズのテレビで流れる追い切り映像でもおなじみの顔だ。「先週はジョッキー(蛯名)が乗って感触もつかんでもらったので、きょうはしまいの確認程度。天皇賞(2着)がピークだったのでそれ以上は難しいかもしれないが、いい状態はキープしてます」

 感触は悪くない。注目のオルフェーヴルとの初対戦には「国内No・1ですし、世界でNo・1になり得る強い相手」と持ち上げた。そして「この馬の長所は競馬が上手。展開に注文がつかないのは強み。あくまでも挑戦者の立場です」。同助手がそう締めくくると、梅崎先輩が取材した戸田師のコメントと“擦り合わせ”した。「前走後も順調…なのは戸田調教師も強調していたよ。あと自在性。これもきょうの会見と一緒」。順調&自在。この2点で十分では?正攻法で2着惜敗の天皇賞は勝ち馬エイシンフラッシュに劣らぬ強さ。陣営が強気じゃない分、フェノーメノの底知れぬ奥深さを小田は感じていた。

(スポニチアネックス)