2011年06月09日

【CBC賞】ダッシャー堂々!名誉挽回

「CBC賞・G3」(12日、阪神)
 オーシャンS勝ちのダッシャーゴーゴーは栗東坂路で豪快な伸び脚を披露した。昨年のスプリンターズSに続き、前走の高松宮記念でも降着の苦い経験を味わったが、まずはG3で名誉挽回(ばんかい)だ。昨年の覇者ヘッドライナーも栗東坂路で力強い脚さばき。連覇に向け好調をアピールした。
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 前走の高松宮記念は4位入線を果たしながら、11着降着となったダッシャーゴーゴー。昨年のスプリンターズS(2位入線→4着)に続き、G1で2戦連続降着という苦い思いを味わったが、高松宮記念連覇のキンシャサノキセキが引退し、空席となった“電撃王”の座に近い存在であるのは言うまでもない。汚名を晴らすべく、仁川で再出発を図る。

 追い切りは栗東坂路で行われた。序盤は落ち着いた雰囲気も、自然と速いラップを刻んで突き進む。残り1Fを迎えたところでギアを上げると、回転力はさらに高まり、ラストは気合の右ステッキ2発で鋭く、力強くゴールをとらえた。時計はこの日の坂路ベスト5となる4F50秒9‐37秒1‐11秒7を記録した。

 「高松宮記念の時が良過ぎたので、前回に比べれば見劣るが、これ以上ない時計でした。このひと追いで整うでしょう」と安田景助手は2カ月半ぶりの実戦に向け、納得の表情を浮かべた。昨年2着の舞台に安田師も「精神面で成長している。甘かった腰もパンとしてきた。パワーアップし、状態に関しては雲泥の差ですね」と言い切る。前走の534キロはデビュー以来最高馬体重をマーク。4歳となり、着実に進化を遂げている。

 敗因を踏まえ、反撃を誓う。2番手追走の前走を振り返り、「早いと思った。(勝利した)セントウルSやオーシャンSは前に壁ができていたからね」と改めて折り合いをポイントに挙げたが、川田への信頼は揺るがない。これまでで最も重い58・5キロを背負う戦いにも「オーシャンSは58キロで勝っているので、58・5キロで済んでよかった。G1で勝負しようと思ったら、これで泣いていてはいけない」と悲観する姿はない。頂点を見据える秋に向け、ここはきっちり答えを出す。

(デイリースポーツ)