2011年06月09日

【エプソムC】アニメイト、後藤「びっくり」切れ味

東京メーン・エプソムCの最終追い切り。紅一点のアニメイトバイオは主戦・後藤を背にWコースで抜群の切れ味を披露。阪神JF、秋華賞2着馬が牡馬に真っ向勝負を挑む。

 紅一点のアニメイトバイオは、後藤を背にWコースで意欲的な3頭併せを行った。前にバリアントバイオ(5歳500万)を置き、最後はシンボリアニマート(5歳1000万)との併せ馬。直線入り口で真ん中に進路を取ると、先導馬をあっさりとパス。直線は2頭の一騎打ちに。お互い強めに追われたが格の違いを見せつけ、楽に1馬身抜け出した。時計は5F69秒1〜1F12秒2。引き揚げてきた鞍上が好感触を伝える。「これまで美浦のWコースで切れる感じはなかったが、きょうはびっくりするほど切れたね。今までは稽古では本気で走らなかったんだ。切れる感じは競馬でしかなかった」

 前走のヴィクトリアマイル(7着)は、昨秋のエリザベス女王杯15着以来、半年ぶりの実戦で、手探り状態だった。「鼻出血明けだったし、ここまでしっかり追うこともなかった」。それでもアパパネ、ブエナビスタに0秒4差と地力の高さを見せた。「用心しながらの返し馬だったし、体も温まり切らない中でのスタートで出遅れた。4コーナーから直線にかけてはいい感じだったが、最後は休み明けの分、止まっちゃったかな」と話す後藤だが、確かな成長も感じている。

 「馬体は前走(24キロ増)を使っても変わらないし、増えた分は成長分と言える。精神的にも大人になってきた。以前は人に対して不信感を持っていたが、今は自分の居場所を理解して安心して走ってくれるようになった」

 古馬になって初めて挑む牡馬との戦い。同世代のアパパネは先週の安田記念で6着に敗れたが、後藤は強気な姿勢を崩さない。「牡馬相手でも特別、意識していない。G1じゃないからね。G3のここなら。勝ちにいく気持ちでここまでやって来たし、この馬の切れ味を生かせれば」と自信を持って臨む。再びライバルと対戦する日まで、勝ち星を積み上げる構えだ。

(スポニチアネックス)