2011年05月28日

【データガラパゴス】東京芝2400mに強い「ドイツ血統」とは?

日本ダービーが行われる今週。東京芝2400mは展開・馬場によってマイラー寄りにもステイヤー寄りにもなるが、今年は渋った馬場でのレースが濃厚ということで、マイラー寄りの切れ味勝負になる公算は低いだろう。例年以上にスタミナ・道悪適性が問われる可能性が高い。

先週のオークスは直前の雨により、良発表でも極めて稍重に近い馬場。上がり3F33秒台の脚を使えるディープインパクト産駒・マルセリーナは切れ味を生かすことができず、これまでのレースで切れ負けしてきたピュアブリーゼが2着に逃げ粘った。

さて、ここで取り上げたいのは2着に入ったピュアブリーゼの父・モンズーン。同馬は「ドイツ版サンデーサイレンス」とも呼べる存在であり、社台ファームが積極的に導入しているドイツ血統のひとつ。昨年のダービー馬・エイシンフラッシュの母系もドイツ血統で構成されており、1995年のジャパンカップを制したランドはドイツ馬だった。

まさに「東京芝2400mご用達」とも言えるドイツ血統。そこで今回は、日本ダービー出走馬でドイツ血統を含む馬を挙げてみることとする。


【ドイツ血統を持つ馬】
・クレスコグランド
・トーセンレーヴ
・ロッカヴェラーノ

上記3頭のなかで注目したいのはクレスコグランド。ドイツ血統であることは当然だが、父タニノギムレット、母父サンデーサイレンスはいずれもダービー馬を輩出している生粋のダービー血統。3連勝中とはいえ戦った相手などから伏兵扱いされているが、血統面だけを見れば皐月賞上位馬をも上回るものがある。

もう1頭、東京芝2400mに強い血統として挙げておきたいのがハーツクライ産駒。何かと注目されるディープインパクト産駒の影に隠れてしまっているが、ディープ産駒が東京芝2400mで【0・0・2・7】と未だ勝利実績がない一方で、ハーツ産駒は【2・1・1・2】複勝率66.7%と抜群の相性を示している。青葉賞で一変したウインバリアシオンは再度の激走があってもおかしくない。

ちなみに、過去2年のダービーを血統で振り返ると、このようになる。

2009年
1着 ロジユニヴァース(父ネオユニヴァース)
2着 リーチザクラウン(父スペシャルウィーク)
3着 アントニオバローズ(父マンハッタンカフェ)

2010年
1着 エイシンフラッシュ(父キングスベスト)
2着 ローズキングダム(父キングカメハメハ)
3着 ヴィクトワールピサ(父ネオユニヴァース)

その内訳はキングマンボ系2頭、ネオユニヴァース産駒2頭、ドイツ血統を持つ馬2頭というもの。近2年に限定すればダービーで来る血統は決まっており、2年連続で馬券圏内を確保しているネオユニヴァース産駒のオールアズワン、ユニバーサルバンクも血統面では東京芝2400mという舞台はプラスに働く可能性は十分だ。

(競馬天気:金曜コラム・「データガラパゴス」より)