2011年04月29日
【データガラパゴス】芝3000m以上の距離に強い騎手・血統は?
天皇賞・春が行われる今週。芝3200m・外回りという特殊な条件でのGIということで、アドマイヤジュピタ、マイネルキッツなど「いかにもステイヤー」な馬が勝利を収めている。近走成績関係なくこの舞台で激変する馬もいるということで、穴党にはうってつけのレースと言えるだろう。
そこで今回は、2001年〜2010年までに芝3000m以上の距離で行われた全63レースを対象に、芝3000m以上の距離に強い騎手・血統を弾き出していきたい。なお、引退した騎手・産駒がほとんど残っていない種牡馬については表から割愛させていただく事とし、対象となる馬・産駒が1頭しかいない場合も同様とする。
★騎手
1位 武豊【9・5・6・11】複勝率64.5%
2位 横山典弘【4・9・0・16】複勝率44.8%
3位 蛯名正義【4・2・0・19】複勝率24.0%
4位 渡辺薫彦【4・0・2・6】複勝率50.0%
5位 安藤勝己【3・6・3・19】複勝率42.9%
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松岡正海【3・2・2・11】複勝率38.9%
池添謙一【0・1・4・20】複勝率20.0%
★父馬
1位 ダンスインザダーク【12・7・6・49】複勝率33.8%
2位 ホワイトマズル【4・0・1・7】複勝率41.7%
3位 ブライアンズタイム【2・2・1・12】複勝率29.4%
4位 ジャングルポケット【2・1・0・9】複勝率25.0%
5位 フレンチデピュティ【2・0・1・1】複勝率75.0%
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グラスワンダー【1・0・2・6】複勝率33.3%
マンハッタンカフェ【0・1・2・20】複勝率13.0%
★母父馬
1位 サンデーサイレンス【9・4・4・38】複勝率30.9%
2位 トニービン【4・6・4・30】複勝率31.8%
3位 リアルシャダイ【4・3・1・13】複勝率38.1%
4位 マルゼンスキー【2・3・2・22】複勝率24.1%
5位 カーリアン【1・4・4・21】複勝率30.0%
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サドラーズウェルズ【0・4・2・10】複勝率37.5%
ブライアンズタイム【1・0・1・6】複勝率25.0%
騎手では武豊騎手が2位以下にダブルスコアをつけての1位。集計期間中に騎乗した31戦中27戦で掲示板内を確保しており、「盾男」の異名は伊達ではない。また、イングランディーレでの逃走劇が記憶に新しい横山典騎手も長距離を得意とする騎手のひとりで、こちらは6番人気以下での連絡みが5回を数えるように人気薄でも「騎手買い」ができるほどの長距離巧者ぶりを見せている。
血統に目を向けてみると、父馬では菊花賞馬を3頭輩出しているダンスインザダーク産駒がダントツ。ただ、複勝率という観点で見ると複勝率41.7%のホワイトマズル、同75.0%のフレンチデピュティ産駒が浮上してくる。両種牡馬に共通するのは「ノーザンダンサー系」であるということで、今年の出走予定馬で父にノーザンダンサー系を持ち3000m超での勝利実績があるマイネルキッツは距離延長で侮れない。
一方、母父ではサンデーサイレンス、トニービンといった近年のトレンドとなっている馬が好成績を収めている。とはいえここも複勝率ベースで見ると「ノーザンダンサー系」であるサドラーズウェルズが複勝率37.5%と両馬を上回っており、こちらに該当するコスモメドウ、ジャミールはこの舞台で激変する可能性を秘めている。
(競馬天気:金曜コラム・「データガラパゴス」より)