2010年07月20日
・ポイント1「巴賞組の着順の入れ替わり」
→スローで流れる巴賞と淀みないペースで流れる函館記念。巴賞で好走した先行馬が着順を落とし、巴賞で差し損ねた差し馬が届くというパターンが毎年起きている。
(トーセンキャプテン、マヤノライジンetc)
・ポイント2「トニービンの血が騒ぐ」
→時計のかかる洋芝に加えて、開催後半の施行で馬場悪化がますます進行。洋芝適性+パワーが求められる特殊な馬場はトニービンが得意とする条件。
(ロードプラチナム、フィールドベアーetc)
・ポイント3「リピーター率が高い」
→特殊な条件ということは、それを得意とする馬と不得意とする馬がはっきりしているということ。過去このレースを3連覇したエリモハリアーやクラフトマンシップなど、近走実績にかかわらずリピーターには要注意。
(エリモハリアー、クラフトマンシップetc)
今年で数えて46回目を迎える函館記念。過去にはニッポーテイオー、サッカーボーイといった名馬も参戦している歴史あるレースだ。開催後半に施行されること、ハンデ戦であることから「荒れる重賞」としても名高く、近10年で1番人気馬の勝利はわずかに2回である。
函館記念最大の特徴は、前哨戦として組まれる巴賞との関連性。前走巴賞組にとっては1800mから2000mへの距離延長となるが、この200mという距離が巴賞好走組にとって鬼門となっているのだ。事実、巴賞を連対して函館記念も連対した馬はほとんどおらず、特に巴賞を先行して連対した馬は軒並み函館記念で着順を落としている。
そこで狙いたいのは、巴賞で差し損ねた馬。なかでも上がり3ハロンは注目すべきポイントで、巴賞を含む前走で上がり3ハロン3位以内を計時した馬が近10年で6勝を挙げているのだ。上がり3ハロン3位以内でない馬が挙げた4勝のうち3勝は函館記念のリピーターであるクラフトマンシップ・エリモハリアーが挙げたものであり、前走上がり3ハロンの重要性をさらに際立てるものとなっている。
血統的な部分では、トニービンの存在を取り上げておきたい。洋芝巧者・フィールドベアーやワイルドスナイパーの母父はトニービン。今年の函館開催でもトニービンの入っている馬が洋芝替りで大穴をあけており、この血統が入っている馬は評価を上げてみたいところだ。
【データで見るオススメ馬】
★キングブレーヴ
→前々走、前走と上がり3ハロン2位を計時。開催が進むにつれて少しずつ着順を上げてきており、芝+洋芝替り3戦目でさらなる前進があっても。前走よりハンデが軽くなるのもプラスになる。
★ジャミール
→前走の天皇賞・春は前残りの競馬。さらに4コーナーでは不利を受けたが、それでも上がり3ハロンはメンバー中3位。札幌2000mの勝ち鞍があるように洋芝適性も十分で、休み明けでも侮れない。
★フィールドベアー
→前走の函館競馬場グランドオープン記念は内枠が上位を占める中、14番枠から4着と健闘。一昨年のこのレースで2着に入っており、札幌記念でもマツリダゴッホに次ぐ3着に入るなど生粋の洋芝巧者。母父トニービンという血統背景がさらなる後押しをする。
【ローテーションで見るオススメ馬】
★マイネルスターリー
→過去2年、休み明けで北海道シリーズを勝利している同馬。今年も過去2年と同じ休み明けで同レースに臨む。もともと使い込むと良くない馬でもあり、陣営のこのレースに駆ける意気込みを汲み取ることができる。洋芝5勝の実績はここでは無視できない。
【血統で見るオススメ馬】
★スマートステージ
→函館記念を制したトーセンキャプテンとまったく同じ父・母父を持つ同馬。前走は2着に人気薄の逃げ馬が残る展開で上がり3ハロン2位の末脚で4着。前に行く馬が揃った今回、スタミナが要求される流れは必至。前走からの距離短縮はプラスに働くはずだ。
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