2011年02月08日
同じ東京芝1600mでも季節によって成績が異なるカウアイレーン
【1回東京3〜4日目馬場傾向】
東京芝は3〜4日目とも良/乾。上がりの速さは相変わらずであり、速い上がりのない馬が人気を裏切り、速い上がりを持つ馬が東京替りでパフォーマンスを上昇させるというパターンが多かった。これは中山→東京開催替りで毎度のように起きている現象であり、残り4日間の開催でも競馬場替りによる着順の出し入れには注目したい。
ダートは先週に引き続いての外枠有利馬場。それに加えてダートの「重さ」がさらに増した印象があり、重いダートに強いクロフネ、ロベルト系(シンボリクリスエス、ブライアンズタイム、タニノギムレット)産駒の活躍が目に付いた。
●1回東京3日目 7R 1着ダノンエクスプレス
外枠からすんなりハナを奪い、そのまま危なげなく逃げ切った。同馬をマークした1,2番人気馬が馬券圏外に敗れ、2,3着馬が道中10番手以下を進んだ馬という結果が示すように決して先行有利とはいえない馬場でのこのレースぶりは高く評価できる。再度同条件に出走してくるようなら、昇級戦でも注意が必要になってくるだろう。
●1回東京4日目 11R 9着カウアイレーン
3勝を挙げている東京芝1600mでの好走が期待されたが、9着に敗れた。「力負け」という向きもあるだろうが、同馬が東京芝1600mで挙げた3勝は春・秋の東京開催でのもの。洋芝がオーバーシードされた冬の東京芝が合わなかったという可能性は否定できない。GI級のメンバーが集まったレースで勝ち馬から0.6秒差なら悲観する内容ではなく、芝の質が異なる5月に東京芝1600mで行われるヴィクトリアマイルまで見限らないようにしたい1頭だ。
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【2回京都3〜4日目馬場傾向】
京都芝は3〜4日目とも良/乾。先週ほど極端な外差し馬場というわけでもなく、日曜のレースでは逃げ馬が穴をあけるシーンも目立った。ここに来て内外関係ないフラットな馬場になりつつあるようだ。きさらぎ賞でオルフェーヴルが上がり3F33.2秒の脚を使ったように速い上がりが求められる馬場である点にも注意したい。すでに内を通る馬は皆無といった馬場だが、馬場の真ん中と外の差はそれほどなく、距離ロスを最小限に防げる馬場の真ん中を通ることがヴィクトリーロードになっていた。
★2回京都3日目 10R 6着サクラミモザ
道中どんどん位置取りを下げてしまい、直線では伸びないインを突いての6着。不完全燃焼の内容だった。現級2着の実績を持つ馬だけに力負けではないことは明らかであり、次走平坦1200mを使われるようなら巻き返しが期待できる。
★2回京都2日目 11R 1着トーセンラー
前に行った馬が楽をした展開で3〜4コーナーにかけて進出を開始し、ゴール寸前のところで差し切った。仕掛けたタイミングを考えると相当に長い脚を使っており、トップスピードを持続させる能力は世代随一ものがある。だからこそ京都外回りが合っているわけだが、エリカ賞のように上がり3Fの勝負になると少々分が悪い。数字だけみれば上がり3F33.4秒は「切れる」と分類できるが、東京向きの「一瞬の切れ」ではない点に注意が必要だ。クラシックで狙えるとしたら菊花賞だろう。
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【1回小倉5〜6日目馬場傾向】
小倉芝は3〜4日目とも良/乾。暮れの開催の影響で時計のかかり具合の進行が速く、よほどのことがない限りこれ以上時計が速くなることはないだろう。中央場所では差し届かずだった馬が小倉替りで届くというパターンが多い点に注意したい。ダートは暮れの時計が速いダートとは様相が一変しており、はっきりと「重い」ダート。暮れの小倉ダートで後方ままだった馬が重いダートで一変というのが穴をあけるパターンとなっている。
★1回小倉5日目 11R 10着クレバートウショウ
1000m通過58.4秒というハイペースで4角先頭という強気の競馬。結果、10着に敗れたがハイペースに加えて外差しが利く馬場だったことを考えると勝ち馬から0.7秒差なら健闘の部類に入るだろう。同馬のベストは3勝を挙げている芝1600mであり、次走距離短縮で臨むようなら積極的に狙ってみたい。
★1回小倉6日目 5R 3着ダイヤモンドムーン
単勝1.5倍の圧倒的支持を集めていたが、3着に敗れた。今回の敗因は距離・2走ボケというより重いダートによるものだろう。同馬が連対した4戦中3戦が稍重でのものであり、重いダートと比較した際の信頼度は歴然。渋った馬場や春・秋の軽い中央場所ダートでパフォーマンスを大幅に上昇させる可能性が高く、現状ローカルや冬のダートでは過信禁物だ。
(競馬天気:月曜コラム「馬場×次走注目馬」より)