2011年01月19日
【平安S】脚質、ローテ、血統。すべての適性がマッチするマチカネニホンバレ
★ポイント1「ベテルギウスS組」
→過去10年、阪神ダート2000mに施行条件変更以後のベテルギウスSから臨んだ馬の成績は【3・1・3・18】複勝率28.0%。これをベテルギウスS3着内馬に限定すると【2・1・3・5】複勝率54.5%まで跳ね上がる。冬のダートは重く、非常に癖があることから近走成績がそのまま結果に反映されているようだ。
(クワイエットデイ、マコトスパルビエロetc)
★ポイント2「逃げ・先行馬」
→過去10年、逃げ・先行馬の成績は【7・8・7・23】複勝率48.8%。圧倒的に先行馬有利の重賞であり、前に行ける脚のない馬は少々危険かもしれない。
(ワンダースピード、スマートボーイetc)
★ポイント3「父ロベルト系」
→過去10年、父ロベルト系を持つ馬の成績は【3・2・3・11】複勝率42.1%。パワー型に分類されるロベルト系は冬の重いダートと相性が良く、ロベルトの血を引く馬の激走には注意が必要だ。
(メイショウトウコン、タイムパラドックスetc)
京都ダート1800mで行われる古馬重賞・平安S。東京ダート1400mで行われる根岸SほどフェブラリーSへのステップレースという印象は強くないが、サンライズバッカスが平安S2着からフェブラリーSに臨んでGI制覇を成し遂げている。また、エスポワールシチー、ヴァーミリアン、タイムパラドックスといったのちのGI馬も出走していることから、今年のダート戦線を占う上で見逃せない一戦となるだろう。
さて、今年はいかにも大混戦といったメンバー構成だが、なかでも注目はJCD8着から臨むダイシンオレンジか。昨秋以降、成績は奮わないが京都では重賞勝ちを含めて【4・2・2・1】と大崩れがなく、阪神→京都への舞台替りは間違いなくプラスだろう。スマートボーイ、クーリンガー、メイショウトウコンなど「リピーター」が活躍しやすいレースという点も昨年の平安Sで2着だった同馬を後押しする。
ローテーションでは、マチカネニホンバレを強調しておきたい。同馬はベテルギウスS2着からの参戦となるが、過去10年、阪神ダート2000mに施行条件変更以後のベテルギウスSで3着内から臨んだ馬の成績は【2・1・3・5】複勝率54.5%。エルムS勝ち以来のダート1800mに替る点も好材料と言えるだろう。斤量も58kg→56kgの2kg減で臨めるということで、上積み度ではダイシンオレンジをも上回る。
ちなみに過去10年の平安Sにおいて、父ロベルト系or母父サンデーサイレンス系を持つ馬が馬券圏内に入らなかった年はわずかに一度。実に9年連続で同系統の馬が馬券圏内に入っており、今年の出走予定馬でそれに該当するバトードール、ボクノタイヨウ、タガノクリスエス、トーホウオルビス、ピサノエミレーツ、マチカネニホンバレあたりの激走に注意しておきたいところだ。
【データで見るオススメ馬】
★ダイシンオレンジ
→前走JCDこそ8着に敗れたが、京都では重賞勝ちを含めて【4・2・2・1】と大崩れがない。また、「リピーター」が活躍しやすいレースでもあり、出走予定馬中唯一の平安S連対経験の持ち主という点も魅力だ。
★サクラロミオ
→直線坂のあるコースが【0・0・0・5】、直線坂のないコースが【4・1・1・0】と坂の有無で成績がはっきり分かれる同馬。今回、直線坂のない京都に替るということで、巻き返しは必至だろう。
【ローテーションで見るオススメ馬】
★ピイラニハイウェイ
→過去10年、阪神ダート2000mに施行条件変更以後のベテルギウスSで3着内から臨んだ馬の成績は【2・1・3・5】複勝率54.5%。同馬はいわゆる「連チャン」が多く、好調期にまとめて走るタイプである点から前走がフロック視されるようなら再度の激走があってもおかしくない。
★マチカネニホンバレ
→過去10年、阪神ダート2000mに施行条件変更以後のベテルギウスSで3着内から臨んだ馬の成績は【2・1・3・5】複勝率54.5%。同馬は新馬→未勝利戦を含めて叩き2戦目が【2・2・0・0】という叩き良化型でもあり、上積み度では他の追随を許さない。
【血統で見るオススメ馬】
★ピサノエミレーツ
→ブライアンズタイム産駒は過去10年の平安で【2・1・3・11】複勝率35.3%。前走1着馬に限定すると【1・1・2・3】複勝率57.1%まで跳ね上がり、適性の高さが伺える。登録段階では除外対象になってしまっているが、出走が叶えば注目したい1頭だ。
(競馬天気:火曜コラム・田原基成「データ分析」より)
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