2010年12月24日
【有馬記念】中山芝2500mに強い騎手・血統は?
一年の総決算・有馬記念が行われる今週。コーナー6つの中山芝2500mは難コースとして有名だが、最初の1コーナーまでにインのポケットに潜り込めないようだと、2008年のマツリダゴッホのように終始外々を回らされて大きく距離ロスをしての惨敗、というシーンが想定されてしまう。それゆえ騎手のウエイトが占める部分は大きく、有馬記念に関して言えば外国人騎手、関東リーディング上位騎手が馬券圏内に入らない年はほとんどない。
そこで今回は、2006年1月〜2010年12月第3週終了時点での全51レースを対象に、中山芝2500mに強い騎手・血統を弾き出していきたい。
★騎手
1位 蛯名正義【8・5・3・23】複勝率41.0%
2位 田中勝春【6・4・3・14】複勝率48.1%
3位 松岡正海【5・4・2・26】複勝率29.7%
4位 後藤浩輝【3・4・4・26】複勝率29.7%
5位 内田博幸【3・2・3・16】複勝率33.3%
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三浦皇成【1・0・1・12】複勝率14.3%
四位洋文【0・0・0・5】複勝率0%
★血統
1位 サンデーサイレンス【6・5・7・29】複勝率38.3%
2位 アグネスタキオン【4・2・0・11】複勝率35.3%
3位 アドマイヤベガ【3・2・1・15】複勝率28.6%
4位 ステイゴールド【3・1・3・7】複勝率50.0%
5位 マーベラスサンデー【3・0・0・7】複勝率30.0%
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ダンスインザダーク【1・0・2・30】複勝率9.1%
スペシャルウィーク【0・4・1・15】複勝率25.0%
上記の表から、当然ではあるが騎手では関東リーディング上位が安定した良績を残していることがわかる。特に蛯名騎手は複勝率40%超えという抜けた成績を残しており、過去の有馬記念でもマツリダゴッホ、マンハッタンカフェ、ダイワテキサスを馬券圏内に入る好走へと導いている。また、10番人気以下だったエアシェイディを2年連続で馬券圏内に導いた後藤騎手も、中山芝2500mを得意としている騎手と言えるだろう。
ただ、「複勝率」という観点で見ると、安藤勝騎手が浮上してくる。同騎手の上記期間における成績は【2・1・1・2】複勝率66.7%。同騎手が騎乗するペルーサには注目しておきたい存在だ。同じく中山芝2500mでの成績が【1・2・3・4】複勝率60.0%のデムーロ騎手騎乗のヴィクトワールピサも要注意の1頭と言えるだろう。
血統で注目したいのは、ドリームジャーニー、ジャミールを有馬記念に送り出すステイゴールド産駒。中山芝2500mで【3・1・3・7】複勝率50.0%という好成績を残しており、前述の2頭もこのコースで勝利実績がある。ブエナビスタを送り出すスペシャルウィーク産駒は、産駒に未だ中山芝2500mでの勝ち鞍がない点が気がかりだ。
その他注目したいのが、母父ノーザンテースト。上記期間において【2・4・4・12】複勝率45.5%という好成績を残しており、ダイワスカーレットを除いて1番人気馬は1頭もいない中での数字だから相性の良さは折り紙つき。今年の出走予定馬で母父ノーザンテーストの馬はトーセンジョーダンのみで、血統的に注目したい1頭だ。
ちなみに、今回統計を取った全51レース中重賞は9レースだが、その9レース中8レースで関東所属騎手が必ず馬券圏内に入っており、9レースで馬券圏内に入った27頭中19頭が芝2200mor2500m内回りコースでの勝ち鞍があった。今年の有馬記念でこれに該当するのはネヴァブション、オウケンブルースリのみとなっており、この2頭をコース適性で見た際の穴候補として強調しておきたい。