2010年12月17日

【馬場×上がり3F】1600m以上の距離経験がプラスのエーシン、サダム

中山芝1600mで行われる2歳GI・朝日杯FS。スタートしてすぐコーナーを迎えるコース形態上、内枠有利・外枠不利の傾向が著しく、過去10年のうち9年が4枠より内の枠を引いた馬の勝利となっている。

過去10年、朝日杯FSにおける上がり3F最速馬の成績は【3・2・1・5】複勝率54.5%。上がり3F最速をマークしながら馬券圏外に敗れたケースが5回を数え、終いの切れ味がそのまま結果に反映されにくいレースであることがわかる。とはいえ上がり3F2位をマークした馬の成績を見てみると【3・1・2・5】複勝率54.5%と決して低くはなく、やはりある程度の切れ味は必要とされる。

そこで今回も上がり3F最速を使った回数と上がり3F最速率を出していくわけだが、2歳戦ということで近5走を比較材料とした最速上がりと上がり3F3位以内を使った回数については割愛させていただくこととし、キャリア2戦以上の馬を対象とする。


(左から馬名、最速上がり3F、上がり3F最速計時回数、上がり3F最速率)

・シゲルソウサイ 36.4秒 2回 100%
・ブラウンワイルド 34.5秒 3回 75.0%
・サダムパテック 33.7秒 2回 66.7%
・エーシンブラン 33.4秒 3回 50.0%
・リアルインパクト 33.4秒 1回 50.0%


シゲルソウサイが上がり3F最速率100%を叩き出している。とはいえ、それはダート1200mでマークしたものであり、全幅の信頼を置くまでには至らない。過去10年、上がり3F最速をマークして馬券圏内に入った6頭には1600m以上の距離経験があり、当該距離におけるパフォーマンスを重視しないわけにはいかないのだ。

上記5頭のうち、1600m以上の距離経験があるのはサダムパテック、エーシンブランの2頭。そこで今度は、さらに絞り込みをかけるために芝1600m以上で上がり3F最速を使ったレースにおける「上がり3F2位だった馬との上がりタイムの差」を比較してみたい。そうすることで、その馬の上がり3Fが絶対的なものか相対的なものかを弾き出すことができる。


・エーシンブラン 33.4秒→次位との差0.1秒
・サダムパテック 33.7秒→次位との差0.0秒


どちらも甲乙つけがたいが、数字だけで見ればエーシンブランの1600m以上の距離における上がり3Fのパフォーマンスがわずかに秀でているという見方ができる。前走は先行する競馬で末脚を生かすことができなかったが、デビューから3戦連続で上がり3F最速をマークしたように、溜めれば終い確実に脚を使うことができる。

当欄では、1600m以上の距離における上がり3Fのパフォーマンスに秀でたエーシンブラン、サダムパテックの2頭を推奨馬とする。