2010年12月10日
【阪神JF】阪神芝1600mに強い騎手・血統は?
先週のコラムでは、今年行われた阪神ダート1800mでの成績が【7・1・0・3】連対率72.7%という驚異的な成績を残している池江郎調教師が送り出すバーディバーディの巻き返しの可能性を指摘したが、惜しくも4着。とはいえ3着のアドマイヤスバルも血統面から注目馬として挙げており、データと上手く付き合うことによって穴馬を発見することができるという良い例にはなったのではないだろうか。
さて、今週は阪神競馬場で阪神JFが行われる。現行条件に変更されて以降行われた阪神芝1600mの重賞は全20レース。今回は2006年阪神JF〜2010年マイラーズカップまでを対象に、阪神芝1600mに強い騎手・血統を弾き出していきたい。
★騎手
1位 安藤勝己【5・2・2・8】複勝率46.6%
2位 四位洋文【3・2・0・9】複勝率35.7%
3位 藤岡佑介【2・2・0・11】複勝率26.6%
4位 藤田伸二【2・1・1・5】複勝率44.4%
5位 蛯名正義【2・2・0・3】複勝率57.1%
・
・
福永祐一【0・1・4・15】複勝率25%
武豊【0・1・0・13】複勝率7.1%
★血統
1位 キングカメハメハ【4・1・2・8】複勝率46.7%
2位 スペシャルウィーク【4・1・0・13】複勝率27.8%
3位 タニノギムレット【2・1・1・5】複勝率44.4%
4位 ジャングルポケット【2・1・0・3】複勝率50.0%
5位 アグネスタキオン【1・4・4・15】複勝率37.5%
・
・
クロフネ【0・0・2・7】複勝率22.2%
ファルブラヴ【0・1・0・5】複勝率16.6%
上記の表から、騎手では安藤勝騎手が圧倒的な良績を残していることがわかる。ただ、その内訳はブエナビスタによるものが3勝とかなり偏っており、6番人気以下での連対は一度もなし。人気馬を実力通りに走らせるといった印象で、人気薄での激走を期待するのは少々厳しいかもしれない。それなら4連対中3連対が5番人気以下での連対となっている藤岡佑騎手、今年行われた阪神芝1600m重賞で6・8番人気を3着に持ってきている岩田騎手に穴騎手として魅力を感じる。
表にはしなかったが、調教師で注目したいのが角居調教師。コース改修後に行われた阪神芝1600m重賞での成績が【4・3・1・3】複勝率72.7%という驚異的な成績を残している。ウオッカ、トールポピーの印象が強いが、今年のマイラーズカップでは師の管理馬・トライアンフマーチが6番人気2着の激走を見せており、師が送り出すアヴェンチュラ、リトルダーリンの好走の可能性を想定しておきたいところだ。
血統では、アパパネに代表されるキングカメハメハ産駒が高いコース適性を見せている。2008年の産駒デビューながら、ブエナビスタ、リーチザクラウンを輩出したスペシャルウィークを抑えて1位に輝いており、今年のチューリップ賞では同産駒が1〜3着を占めたように、阪神芝1600mでは欠かせない存在だ。また、ジャングルポケット産駒は母数が少ないとはいえ、複勝率ではキングカメハメハ産駒を上回る成績を残している点に注目したい。
ちなみに、今回統計を取った全20レース中14レースで地方出身騎手or外国人騎手が馬券圏内に入っていた。また、全20レース中15レースで4枠より外に入った馬が勝利を収めており、今年の阪神JFでこの2つに該当する馬はタガノラヴキセキ、ツルマルワンピース、ライステラスの3頭。この3頭の中では、阪神芝1600m重賞での成績が【4・1・2・8】複勝率46.7%という父・キングカメハメハを持つツルマルワンピースを穴候補として強調しておきたい。