2011年03月17日

日本騎手クラブが“チャリティー競馬”騎乗手当から義援金

日本騎手クラブ(武豊会長)は16日、全ジョッキーが、19、20、21日に行われる阪神、小倉競馬全レースの騎乗手当の一部を、東日本大震災の被災地へ寄付することを確認した。これとは別に、義援金を送ることも同時に決めた。今週末の競馬を“チャリティー競馬”とすることで、ジョッキーが、被災地のために立ち上がる。

 14日にJRAが1億円の義援金を送ることを発表したが、現場サイドも立ち上がった。この日、日本騎手クラブの話し合いで提案されたのは、騎乗手当の一部を、被災地のために充てるプランだ。

 今週は阪神、小倉で土、日、月の3日間開催で計60レース(阪神36、小倉24)が行われる。ほとんどのレースがフルゲートになるのは確実だ。この騎乗手当の一部が義援金として被災地に送られることになる。さらに開催競馬場で、騎手自らが積極的に募金活動を行う方向性についても、今週の騎乗を予定している騎手全員の了承を得ている。

 「複雑な気持ちではあります。ただ、(競馬開催を)やるとなれば乗るのが仕事。その中で被災者の方に向けて、やれることをやっていきたい」と同クラブ会長の武豊。福祉委員を務める和田は、「東北の復興を願って、1人でも助かるようにという思いを込めたい。いろいろな面を配慮しつつ、全力でプレーしたい」と話した。

 また、日本調教師会(尾形充弘会長)でも、被災地支援についての話し合いが進行しており、何らかの形で義援金を送る方針となっている。

 ◆騎乗手当 レースに騎乗した騎手に対し、騎乗1回につき交付される手当。平地のG1では6万3000円で、G2、G3は4万3000円。それ以外の平地競走は2万6000円。障害競走は7万4200円〜14万4200円。ほかに、中央競馬の騎手に対しては、騎乗1回につき1万6500円の騎手奨励手当が交付される。ただし、失格した場合と騎乗停止以上の処分を受けた時は交付されない。

スポーツ報知 3月17日(木)8時0分配信