2013年04月25日
【天皇賞・春】トーセンラー 軽快1馬身先着、盾男・武豊追悼Vだ
栗東では堅実派のトーセンラーがキビキビとした動き。天皇賞・春6勝の武豊騎手(44)が06年ディープインパクト以来の頂点を目指す。
トーセンラーは前走・京都記念が実は3勝目。もっと勝っているイメージだが、それは第一線で上位争いを続けているからに他ならない。実力馬にいわゆる“勝ち癖”がついたのなら…悲願のG1制覇がここで成っても何ら不思議はない。
追い切りは武豊を背にCWコースで併せ馬。メイショウクロオビ(5歳500万)を2馬身追走。3〜4角をスムーズに回って差を詰め、直線で接近。残り1Fからグングンと加速し、懸命に追いすがろうとする僚馬を1馬身突き放した。
「いい動きだった。ラストをしっかり、という指示だったが、その通り、いい感じで乗れた」と武豊。藤原英師は早々と作戦に言及した。「ゴールドシップを負かすには、4角でどれだけ差を広げているかが鍵」。昨年Vのビートブラックの例を持ち出すまでもなく、京都コースでの波乱といえば、前にいる馬が起こすのが定番。しかも、トーセンラーは過去3勝全てが京都。3角すぎの坂の下りで勢いをつけ、4角で早々と先頭に立ち、圧倒的1番人気馬が迫る前に、ゴールへと飛び込んでしまおうとの算段だ。
鞍上・武豊は天皇賞・春を6度制している。「前回勝ったのが、06年ディープインパクト。その子で盾に挑めることにワクワクしている」。追い切り後には、97年天皇賞・秋を共に制したエアグルーヴが世を去ったという悲しい知らせも耳に入った。これで燃えなきゃ“平成の盾男”の名がすたる。懸命の騎乗で、グルーヴにVをささげる。
(スポニチアネックス)