2013年04月11日

【皐月賞】カミノタサハラ、動き豪快!右肩上がりの成長に蛯名V確信

東の有力馬2頭が対照的な調整でクラシック1冠獲りへ。「73回皐月賞」(14日、中山)の追い切りが10日、美浦、栗東トレセンで行われた。弥生賞馬カミノタサハラが併走馬を一蹴する豪快な走りを披露。なお、同レースは11日、出走馬、枠順が確定する。 【皐月賞】

 鋼のよろいをかぶったような後肢の筋肉。ボディービルダーを思わせる引き締まった腹…。蛯名は追い切りを終えたカミノタサハラの馬体に頼もしげな視線を注ぎながらつぶやいた。「右肩上がりってやつだな。大きい馬体(510キロ台)を持て余していた馬が、体の緩さを解消して理想の姿に近づいている。春のクラシックを獲るような馬は、こんなふうに成長していくものなのかもしれない」。右肩上がりの成長。追い切りの手綱から伝わってきた感触も蛯名にそんな確信を抱かせた。

 Wコースでの3頭併せ。春の天皇賞馬マイネルキッツ(10歳オープン)を先導役に、その4馬身後ろからヒラボクディープ(3歳オープン)、さらに5馬身後方をカミノタサハラが追走していく。4コーナーで蛯名が軽く仕掛けると、先行2頭に急接近。直線では手綱を抑えたままでインから抜け出した。懸命に手綱を動かして食い下がるヒラボクを余力たっぷりに首差抑えてゴール。「いい動きだった。先週の追い切りで大きく変わったな、と感じたが、きょうも最後まで余裕があった。申し分のない感触」と蛯名は満足そうに笑った。

 弥生賞では初騎乗の内田が4コーナーから追い通しの末、外から差し切った。「エンジンが掛かってから凄い脚だったけど、器用にギアを入れ替えるようなタイプではない。真価をより発揮するのは中山より東京コースだろう」と蛯名は言う。皐月賞よりもダービーを強く意識しているのは間違いない。

 それでも、1冠獲りに手応えを膨らませるのが右肩上がりの成長力だ。「上位数頭の力は拮抗しているが、自信を持っていける仕上がり。サラブレッドにとっては皐月賞もダービーも一生に一度のチャンスだから、チャンスを生かしたい」と蛯名は表情を引き締めた。

(スポニチアネックス)