2013年03月28日

【大阪杯】オルフェーヴル完璧!モタれず真一文字に駆け上がる

国内外で牡牝の強豪が躍動した。大阪杯(31日、阪神)の追い切りが27日、栗東、美浦トレセンで行われ、オルフェーヴルが凄みのある伸びを披露。課題のモタれる癖も見せず、一直線に坂路を駆け上がった。昨秋のジャパンC(2着)以来、4カ月ぶりの実戦でも上々の仕上がりで始動戦を迎える。 【大阪杯】

 今年のオルフェーヴルの課題は、たった1つしかない。1頭になってから真っすぐ走るか。これに尽きる。昨年の凱旋門賞。馬群から完全に抜け出したが、1頭になってインへとササり、大魚を逸した(2着)。悪夢は繰り返さない。追い切りからも、その狙いが明確に見て取れた。

 坂路でオンワードシェルタ(障害オープン)を1馬身追走。じわじわと差を詰め、残り2Fで並ぶ間もなく抜き去った。本当の勝負はここからだ。能力の違いで突き放し、1頭になった。池添がハミを数回かませ直し、オルフェを鼓舞した。ヨレない。文字通り真一文字に駆け上がって3馬身先着。時計も4F52秒2、1F12秒3と優秀だが、焦点はタイムより中身だった。1頭になってわずかに右にモタれた先週とは雲泥の差。完璧な追い切りだった。

 「フットワークが凄くいい。1週前は右にヨレても、当該週は矯正して真っすぐ走る。この馬のいつものパターンだね」(池添)

 春の始動戦。もちろん、大目標は先だが、ここは絶対に落としたくないと陣営は考えている。昨年、休み明けで臨んだ阪神大賞典は道中で馬群を離れ、レースをやめる悪夢(2着)。「今思えば、あのレースでリズムが崩れた。そう考えれば初戦は非常に重要」と池添は語った。「リフレッシュして、いい状態で帰ってきたことが分かるし、フットワークにも非常に力がある。(阪神大賞典の)3000メートルより、2000メートルの方が当然いいからね。注意点?まずは折り合いに気をつけること。しっかりコンタクトを取りたい」

 折り合う。そして真っすぐに走る。課題は非常にシンプルだが、そういう基本こそ最も大事。天皇賞・春(4月28日、京都)に向かうにしろ、宝塚記念(6月23日、阪神)に直行するにしろ、まずは基本をクリアして前哨戦を勝ち切ることが重要になる。

(スポニチアネックス)