2012年10月18日

【菊花賞】ゴールドシップ しまい重点で鋭い伸び 態勢万全

皐月賞馬ゴールドシップが2冠奪取に向けて万全の態勢を整えた。坂路でしまい重点の併せ馬。ラスト1Fは12秒2と鋭く伸び、休み明けを使われた上積みを印象付けた。栗東滞在中の関東馬ダノンジェラートも軽快な動き。菊花賞初挑戦となる三浦皇成(22)も、G1初制覇に向けて意気込んだ。 【菊花賞】

 坂路に白い馬体が2つ並んで登場すると、報道陣の視線はその1点に集中した。皐月賞馬ゴールドシップは同じく芦毛のクリーンエコロジー(4歳1000万)との併せ馬。ともに500キロ前後と雄大な馬格を誇るが、動きのダイナミックさが違う。追えばいくらでも伸びそうな迫力でラスト1Fは12秒2。皐月賞馬が貫禄の先着を果たした。

 しまい重点で全体時計は4F54秒7と一見地味だが、須貝師は納得の表情。「指示通りの併せ馬ができた。反応が良く、最後は1週前と同じく沈むようなフォームになった。それを確認できたので十分」と話した。

 師は「この馬はレースの中で4回フォームが変わる。ギアが4つあるんだ」と解説する。スタート直後、道中、3コーナー、そして直線。ギアが上がるにつれてフォームが沈み込んでいくという。そのラストのフォームが健在であることを確認したかったのだ。

 前走・神戸新聞杯を2馬身半差の快勝。後方から早めに上昇して後続を突き放す横綱相撲だった。この勝利で、菊花賞への自信は、確信に変わった。放牧先から函館、札幌競馬場滞在を経て帰厩。変則日程でレースに向けての調整も難しかった中、結果を出した。師は「皐月賞馬として恥ずかしくないレースをしなければいけなかったし、今までで一番緊張した」と振り返った上で「勝ってホッとしたし、ジョッキーも自信を持ってくれたと思う。今回は何の不安もないし、平常心で臨める」と胸を張る。

 菊花賞で皐月賞馬とダービー馬が対決するのは12年ぶり。臨戦過程などの差でゴールドシップが1番人気に推されることが濃厚だが、師に余計な力みはない。「いつも思うが、この馬は(前を行く馬と)鬼ごっこをしているみたい。楽しく走ってくれたらいいかな。芦毛なので目立って走ってくれれば」。楽しんでこい、目立ってこい。そうすれば自ずと結果はついてくる。

(スポニチアネックス)