2012年07月05日
【七夕賞】魅惑のステージ 障害練習でジャンプUP!
サマー2000シリーズ開幕戦「第48回七夕賞」の追い切りが美浦、栗東両トレセンで行われた。スマートステージが障害練習の効果も出て、芝コースで一変したスムーズな走りを披露。新コンビを組むのは中舘英二騎手(46)で、人馬共に得意の福島コースで大駆けムードが漂う。
スマートステージは新コンビを組む中舘を背に芝コースで併せ馬を行った。エジソン(6歳1600万)を2馬身追走、道中はしっかりと折り合い、3角からはスムーズなコーナーリングを披露。直線入り口で内に入ると、サッと馬体を併せて楽な手応えのまま併入した。時計は5F65秒9〜1F12秒0。鞍上もその操縦性に驚きを隠せない。
「順調に乗り込んで馬はできているし、負担が掛からない程度に乗った。もっとやんちゃな馬だとイメージしていたが、これなら折り合いの心配はなさそう」
以前は稽古でも気難しさを見せていた。口向きが悪く、直線でよれたりすることもあった。昨年5月のメイS4着後に去勢して気性難の改善を試みたが、悪癖は完全には直らなかった。
だが、この中間障害練習をしたことが精神的に気分転換となり、走りのフォーム改善にもつながった。鞍上は「練習したことで内にささったりする面は矯正されていた。走りのバランスも良かった」と証言した。
重賞は4着3回とあと一歩足りなかったが、走りが一変した今ならタイトルにも手が届きそうだ。しかも、舞台は人馬にとって申し分ない福島コースだ。馬は福島で4戦3勝の成績。鹿戸雄師は「馬混みの中で競馬した方が脚がたまるタイプだから、馬群が固まりやすい福島は合う。オープンクラスでもいい競馬をしてきたし、内の枠にでも入れば」と手応えを語った。
手綱を取る中舘も全1767勝中、413勝を当地でマーク。当地重賞は93年七夕賞(ツインターボ)を含め4勝を挙げている福島名人だ。「この馬は一瞬の脚があるから、福島が合うのでは。あとは道中でいかに折り合っていけるか」と分析した。福島巧者のコンビ結成で悲願のタイトル奪取へ、七夕の願いはひとつだ。
(スポニチアネックス)