2011年07月17日

アイビスSD回顧〜ローテ・夏実績・中山1200m適性が明暗分ける

混戦のレースを制したのは1番人気のエーシンヴァーゴウ。

新潟直線1000mでは決して有利とは言えない内枠を引きながらも上がり3F最速でのまったく危なげない勝利だった。このクラスにもなるとテンの速さだけで押し切ることは難しく、道中どこで脚を溜めることができるかが鍵となる。11番人気3着のアポロフェニックスも道中後方に構えていた馬だった。

ヘッドライナーに関しては直線競馬への適性の不安がそのまま出てしまった。

これは昨年最下位に敗れたメリッサとまったく同じパターンであり、反対に言えば次走どのレースであっても狙いやすいということ。今回の敗戦はノーカウントで良いだろう。

さて、ここで上位入線を果たした3頭には「夏実績」「ローテーション」という共通点があった。何かと特殊な夏競馬では夏実績に加えて「どれだけ余力を持って臨んだか」というローテーションが重要になってくる。たとえば、競馬天気コラム「全出走馬データ完全分析」ではエーシンヴァーゴウのローテーションをこのように評していた。


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2枠3番
エーシンヴァーゴウ 福永
過去10年、前走オープン特別勝ち馬の成績は【0・1・3・3】複勝率57.1%。同馬は中3週以内【2・1・0・2】に対し、中4週以上【3・2・1・0】ということで、中7週で臨む今回はローテーション面でのプラス材料が大きい。ファルブラヴ産駒は新潟直線1000mで【3・0・0・11】。福永騎手は新潟直線1000mで【1・2・4・16】複勝率30.4%。
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そして、夏実績。

このレース的中の鍵は11番人気3着のアポロフェニックスにあると思うが、同馬の気候別成績は気候/寒〜涼【2・2・0・12】に対し、気候/暖〜酷暑【4・1・2・9】。アイビスSD時の気温は31.4℃と酷暑に分類されるものだが、その条件下においてアポロフェニックスは1戦1勝という戦績を残していた。

最後に今後新潟直線1000mを見極めるポイントとして補足しておきたい。

新潟直線1000mというと「行ってナンボ」という印象があるが、実はラスト1Fでの時計の掛かり方が普通ではない。昨年のアイビスSDはラスト2F目10.1秒に対し、ラスト1Fは12.0秒。約2秒もの落ち込みがあるということで、これと似たラップになる中山芝1200mとの結びつきが強いレースでもあるのだ。

メジロダーリング、カルストンライトオ、サンアディユなどこのレースの勝ち馬がスプリンターズSでも連対を果たしているのは決して偶然ではなく、エーブダッチマン、アポロフェニックスにはそのコースで1分7秒台の持ち時計があった。

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