2011年07月13日

【アイビスSD】牝馬が圧倒的有利なレース、鍵は枠順が握る

★ポイント1「外枠」
→過去10年のアイビスSDで、5枠より外に入った馬は8勝を挙げている。開催時期が開幕週に変更以後、馬券圏内に入った15頭中10頭が馬番ふた桁番を引いた馬ということで圧倒的外枠有利のレースと言える。
(カノヤザクラ、サンアディユetc)

★ポイント2「逃げ馬」
→過去10年、逃げ馬の成績は【5・2・3・9】複勝率42.6%。開幕週ということもあり逃げ馬が得るアドバンテージは大きく、単純に前に行ける馬が好成績を残している。
(ケイティラブ、カルストンライトオetc)

★ポイント3「牝馬」
→過去10年、牝馬の成績は【8・4・4・42】複勝率27.6%。過去のサマースプリントシリーズが示すように夏の短距離重賞は牝馬が圧倒的に強く、このレースも傾向通りの結果が出ている。
(サチノスイーティー、テイエムチュラサンetc)


直線1000mで行われる短距離重賞・アイビスSD。あまりにも特殊な条件ゆえにカルストンライトオ、カノヤザクラといったスペシャリストが幅を利かせており、同条件初出走の人気馬が思わぬ大敗を喫することもある難解なレースだ。

今年のアイビスSDで注目を集めているのはヘッドライナー。前走CBC賞ではダッシャーゴーゴー相手に渋太く2着に粘り、この路線の中心馬であることを示した。直線1000mは未経験だが、父サクラバクシンオーという血統背景からこなせるだけの余地はある。

とはいえ、昨年1番人気に推されながらも最下位に敗れたメリッサのような例がないとも言い切れない。より確実性を重視するなら連勝中の上がり馬・エーシンヴァーゴウということになるだろう。前走ルミエールSでは初の直線1000mをものともせず快勝。内枠を引いた際の不安は残るが、今年まだ2戦と消耗度が少ない点も魅力だ。

カルストンライトオ、カノヤザクラとリピーターの好走が目立つアイビスSD。今年は昨年の2,3着馬・ジェイケイセラヴィ、マルブツイースターが出走を予定している。当然軽視はできないだろうが、やはり好走の鍵は外枠を引くことだろう。

ちなみに過去10年のアイビスSDにおける牝馬の成績は【8・4・4・42】複勝率27.6%。圧倒的に牝馬が強いレースということで、今年の出走予定馬でこれに該当する8頭の馬には注意が必要だ。


【データで見るオススメ馬】

★ナイアード
→過去10年、逃げ馬の成績は【5・2・3・9】複勝率42.6%。牝馬の成績は【8・4・4・42】複勝率27.6%。同馬は直線1000mを使われた2走ともにハナを切っており、スピードは実証済み。過去の好走馬に共通するダート実績がある点も魅力だ。

【馬場で見るオススメ馬】

★サアドウゾ
→直線1000mを使われてから2戦2勝の同馬。いずれも上がり3F最速の脚で制しており、直線コースへの適性の高さは相当なものがある。牝馬が強いレースでもあり、突き抜けても何ら不思議ではない。

【気候で見るオススメ馬】

★カホマックス
→気候/寒〜暖【1・0・1・9】に対し、気候/暑〜酷暑【3・1・2・2】という典型的な季節馬である同馬。追込の競馬となった前走船橋Sで2番手追走から勝ち馬と0.5秒差に踏ん張ったように気温の上昇とともに調子を上げている印象があり、牝馬・逃げ馬有利のレース傾向からも軽視は禁物だ。

【ローテーションで見るオススメ馬】

★エーシンヴァーゴウ
→中3週以内【2・1・0・2】に対し、中4週以上【3・2・1・0】という同馬。間隔を空けたほうが走るタイプであり、中7週で臨む今回はローテーション面でのプラス材料が大きい。直線1000mでの勝ち鞍がある点も魅力だ。

【血統で見るオススメ馬】

★ストロングポイント
→スウェプトオーヴァーボード産駒は新潟芝1000mで【7・8・3・37】複勝率32.7%。単勝回収率313%が示すように人気関係なく好走が目立つ血統であり、同馬も直線1000mで2勝を挙げている。ルミエールSのように時計がかかる馬場状態になれば面白そうだ。

(競馬天気:火曜コラム・田原基成「データ分析」より)
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