2011年05月26日

【日本ダービー】2冠へ攻めた!オルフェ反応絶品12秒5

「第78回ダービー」の追い切りが25日、行われ、栗東では皐月賞馬オルフェーヴルが坂路でG1馬らしい貫禄の動きを披露。2冠制覇へ視界は良好だ。

 2冠へ。ただ1頭、その権利を持つオルフェーヴルは攻めの姿勢を貫いた。坂路4F52秒3〜1F12秒5で先行したフォゲッタブル(目黒記念に出走)に約2馬身先着。2週連続併せ馬でハードに追われた。状態面を問われた池添は胸を張る。「ダービーだし、お釣りを残すこともない。しっかり折り合いが付いていたし、反応も良かった。先週、今週と皐月賞よりもいいんじゃないのかなという雰囲気」

 朝一番の登坂。後続馬が軒並み時計を要していたあたり、馬場はかなり重かったはずだ。その中で見せた真一文字の伸び脚、先行馬をサッとかわした一瞬の反応は絶品。これなら週末の雨予報も気にならない。鞍上も「凄く悪くなると分からないけど多少なら大丈夫」と認めている。距離延長も問題にしていない。「距離的なことは心配していない。より一層折り合いが重要になる。今回はスタンド前のスタートで雰囲気が違うし落ち着いてくれれば」

 これまで教え込み、積み上げてきたコミュニケーションの成果は皐月賞で示した。今回も「この馬の力を信じて乗りたい」と口元を引き締めた。

 3馬身差で1冠を手にしても守りに入ることはない。もちろん楽観視もしていない。池江師はあくまで慎重な姿勢を示した。「皐月賞は全てがうまく行き過ぎた。あの時はいろんな不利や馬場状態に泣かされた馬が他にいたと思う」。その上で「チャレンジャーとしてダービーに向かいたい」と心境を語った。それだけこの舞台に懸ける思いは強い。「子供の頃からの夢。食卓で毎日のように父から“ダービーを獲りたい”という口癖を聞いてきた。特別なレースです」

 父・泰郎氏はダービーをディープインパクトで05年に制し、今年引退した。偉大な父の背を追って、松山吉三郎師(62年フエアーウイン、86年ダイナガリバー)と松山康久師(83年ミスターシービー、89年ウィナーズサークル)以来、史上2組目となる父子ダービートレーナーの称号をつかみにいく。

(スポニチアネックス)