2011年05月19日

【オークス】マルセリーナぶっちぎり2秒5先着

常識破りの猛デモで桜花賞馬が万全の態勢を整えた。

 ベストクルーズ(4歳1600万)と共にCWコースに入ったマルセリーナ。序盤はじっくりと併走したが、4コーナーで早々と1馬身前に出て僚馬に見切りをつけ、残り200メートルで6馬身突き放した。右ムチで一気に加速。すると、はるか前方を走っていた自厩舎の併せ馬に追いついてしまった。マイティーオーク(3歳未勝利)をちぎり捨てアドマイヤショット(5歳500万)に1馬身差まで迫ったところがゴール。7F98秒4、1F12秒4。ベストクルーズには実に2秒5差先着。前の組を捉えたのは予定外だったが、桁違いの潜在能力を存分に見せつけた。

 「馬場が悪かった割にはいい時計で来た。調整に一点の曇りもない?まあ、そうですね」。松田博師は、このくらい当然と言わんばかりの口調だ。スタートで1完歩遅れ、直線で前が壁になるシーンがありながら快勝した桜花賞は百戦錬磨の指揮官にとっても衝撃だった。「桜花賞はウチの馬が一番苦しい競馬をしている。かなり不利もあったのに本当に強かった。びっくりした」。レース後は疲労を心配したがダメージは残らなかった。「若いからな。エルフィンSの後は回復に時間がかかったが、今は馬体の戻りも早い。学習能力も高いし、ここに来ての成長は著しい」。桜花賞時から馬はさらにパワーアップを果たしている。

 今回は800メートルの延長が最大の焦点。だが指揮官はドンと構える。「ベガ(93年)もブエナビスタ(09年)も不安視されたが勝っている。問題ない」と自ら手掛けた2冠馬の名を挙げて説明した。「おとなしい馬なので長距離輸送も心配ない。まあ、自信を持って行きますよ」。88年コスモドリームも合わせ、オークス3勝の名調教師は力強く締めくくった。

スポニチアネックス 5月19日(木)7時1分配信