2011年04月19日

フルアクセル、エンジンのかかりが遅く東京では過信禁物

【2回阪神7〜8日目馬場傾向】

阪神芝は7〜8日目ともに良/水少。この週の阪神芝で顕著だったのが外回りと内回りの馬場差。外回りでは外枠を引いた馬の外差しが目立ち、内回りでは内枠を引いた馬の先行粘り込みが目立っていた。マイラーズカップが行った行ったの決着になったことで勘違いしてしまうかもしれないが、この週の阪神芝外回りは基本的に外差し馬場だったという点には注意したい。
阪神ダートは7〜8日目ともに良/水少。こちらは馬場が乾いたことで前に行った馬がそのまま粘り込むという競馬が目立っていた。少々のハイペースでは前が潰れる馬場ではなく、ここで馬場が向かなかった差し馬は開催替りでの巻き返しがあるかもしれない。

●2回阪神7日目 9R 5着フルアクセル

前走の勝ちっぷりが評価されて1番人気に推されたが、5着と人気を裏切ってしまった。直線前が詰まった点を考えると悲観する内容ではないと思うが、外差し馬場に加えて差し馬に展開が向いた点を踏まえると話は別。もともとエンジンのかかりが遅いタイプであり、純粋な瞬発力が求められる東京では過信禁物だろう。狙いは新潟か。

●2回阪神8日目 11R 1着シルポート

有力馬が勝ちに行く競馬をしなかったことによる展開利があったのは確かだが、それを差し引いても余裕たっぷりの逃げ切りだった。ファイナルSでこの馬を次走注目馬としたときに「好調期にまとめて走るタイプ」と評したが、本来暖かい時期を得意とする馬。次走は安田記念まで間隔が空くため京王杯SCを使うとのことだが、安田記念への叩き台と見られてマークが薄くなるようなら、再度の逃げ切りがあってもおかしくない。

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【3回小倉1〜2日目馬場傾向】

小倉芝は1〜2日目ともに良/水少。中間ローラーをかけたことで前残り&内枠有利の傾向は顕著。芝で馬券圏内に入った18頭中17頭がひと桁番で、1200mでは4枠より内に入った馬が1〜3着を独占。最終週がもっとも内枠有利という特殊なトラックバイアスであった点は注意したい。
小倉ダートは1〜2日目ともに良/水少。未勝利戦を中心に前走中央場所組の好走が目立つのは今開催を通じた特徴だったが、なかでも穴となっていたのが中央場所で後方から良い脚を使っていた馬。この傾向が新潟にも引き継がれるかどうかは微妙なところだが、ローカル未勝利におけるひとつの特徴として頭に入れておきたい。

●3回小倉1日目 5R 1着ピースフルアース

ハナ差での勝利だったが、4kgの斤量差があった点を踏まえると上々の内容だろう。中央の芝で切れ負けしていたように現状コーナー4つの小回り向きといった印象だが、デボネアやダノンミルなど小倉芝2000mを勝ち上がった馬は次走で穴になりやすい。兄弟2頭がともに準オープンまで勝ち上がっている血統背景からも長い目で見てみたい1頭だ。

●3回小倉2日目 7R 1着ジャカランダテラス

ローラーをかけた影響で内枠&先行馬有利の馬場を生かして逃げ切り勝ち。すべてが向いたことは間違いないが、もともと1600mでの勝ち鞍があるように能力は高い馬。日本でのリダウスチョイス産駒にはクリアンサスやボタニカルアートなどがおり、自分の展開に持ち込めば相手・馬場に関係なく穴をあける血統。今後も穴馬として注目したい。

(競馬天気:月曜コラム「馬場×次走注目馬」より)