穴馬データ分析

【ローズS】アパパネにのしかかる「3重苦」の正体とは?

2010年09月15日

★ポイント1「関東馬が不振」
→過去10年、関東馬の成績は【1・2・1・15】複勝率21.1%。これだけを見るとさほど悪いようには思わないが、オークスからの休み明けで臨んだ馬の成績は【0・0・0・4】。関東馬にとって非常に敷居の高いレースとなっている。
(ブラックエンブレム、ピンクカメオetc)

★ポイント2「オークス馬が不振」
→過去10年、オークスを勝った馬の成績は【0・0・0・4】と1頭も馬券圏内に入れていない。豊富なスタミナが要求される東京2400mとマイル寄りのスピード・速い上がりが要求される阪神1800mとでは適性がまるで異なることがオークス馬の不振傾向に拍車をかけている。
(トールポピー、ダイワエルシエーロetc)

★ポイント3「サンデー系」
→過去10年、父サンデー系以外の馬が勝ったのはわずかに2回。目下7年連続で父サンデー系の馬が制しており、スイープトウショウ、ラインクラフトといった名牝ですら勝つことができなかった。レコードが出るような高速馬場で施行される条件では、サンデーサイレンスの血を持つ馬の天下だ。
(ブロードストリート、マイネレーツェルetc)


秋華賞への最終トライアルレース・ローズS。春のクラシックを戦い抜いた実績馬と夏競馬を戦ってきた上がり馬が対戦するだけあって、毎年秋華賞に直結するようなハイレベルレースとなる。今年も2冠馬・アパパネをはじめとした豪華なメンバーが揃った。

今年のローズSにおける最大の注目は何といってもアパパネの存在だろう。2歳時から行われた牝馬限定GIのタイトルを総ナメにしており、唯一際どい競馬となったオークスのサンテミリオンも秋華賞直行ということでローズSには出走せず。トライアルとはいえ、ここでは負けられないというのが本音か。

そんなアパパネにとって最大の壁になりそうなのが「ローズSでオークス馬が不振」ということ。過去10年で【0・0・0・4】と1頭も馬券圏内に入ることができずに敗れている。豊富なスタミナが要求される東京2400mとマイル寄りのスピード・速い上がりが要求される阪神1800mとでは適性がまるで異なることが、この成績へとつながっているのだろう。同馬の場合は阪神1600mの桜花賞を制していることから問題はなさそうだが…

アパパネに一抹の不安あり、と見ると、それを負かしうるのはマイル寄りの豊富なスピードを持ったアグネスワルツか。芝ではアパパネ、サンテミリオン以外に先着を許しておらず、逃げた馬が最下位、3番手を進んだ馬がブービーであったオークスで2番手から3着に粘ったレースぶりは相当に評価できる。何より、ローズS7連勝中の父サンデー系というのが逆転の可能性を後押しする。

最後に、ローズSの重要な要素として「上がり3F」を挙げておきたい。ローズSにおいて上がり3F最速を記録した馬の成績は【4・5・1・1】複勝率90.9%。唯一馬券圏外となったのは中京2000mで施行されたときのもので、阪神開催時のローズSでは上がり最速をマークした馬が複勝圏内を外したことがないのだ。


【データで見るオススメ馬】

★アグネスワルツ
→マイルを2戦続けて逃げ切ったスピードは、開催前半の高速馬場にうってつけ。前走オークス勝ち馬が不振ということを考えると、ここがアパパネに先着する最大のチャンスとも言える。ローズS7連勝中の父サンデー系というのも魅力だ。

★ワイルドラズベリー
→休養前の白百合Sでは、牡馬相手に勝利を収めた。白菊賞でアグネスワルツの2着があるように休み明けをまったく苦にしないタイプで、過去に上がり3F2位が3回あるように決して切れない馬でもない。勝ち切るまでは難しいかもしれないが、2,3着候補としてマークしておきたい存在だ。

★スマートシルエット
→芝に路線変更後、2連勝。それもまったく適性の異なる新潟内回りと外回りで挙げた勝利だけに、その価値は高い。前走は逃げて上がり3F32.6秒を計時しており、上がり勝負への対応も問題ないだろう。前走古馬相手の1000万下を勝った馬がローズSで【1・0・3・5】複勝率44.4%という好成績を残しているのも心強い。

【ローテーションで見るオススメ馬】

★モーニングフェイス
→過去10年、前走クイーンS組は【1・3・1・4】複勝率55.6%。9着ヤマカツリリー、8着ムードインディゴがローズSで2着に巻き返しているように、クイーンSの着順はそれほど気にしなくて良さそうだ。叩き2戦目で臨めるというアドバンテージは大きく、上がり最速の脚で差し切った阪神コースに変わるのも間違いなくプラスだ。

【血統で見るオススメ馬】

★タガノエリザベート
→父サンデー系、小倉1200mの勝ち鞍あり、1400mの重賞を勝っているという点が2008年のローズS勝ち馬・マイネレーツェルと重なる。同馬は2歳時に5戦中4戦で上がり3F最速の脚を計時しており、そのうち上がり33秒台は2回。世代随一の末脚を持つだけに、展開次第で突っ込んでくる可能性は十分ある。

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