2010年12月17日

【朝日杯FS】中山芝1600mに強い騎手・血統は?

先週のコラムでは、阪神芝1600m重賞での成績が【4・1・2・8】複勝率46.7%という父・キングカメハメハを持つツルマルワンピースを穴候補に推奨したが5着まで。しかし、統計を取った全20レース中14レースで地方出身騎手or外国人騎手が馬券圏内に入っており、全20レース中15レースで4枠より外に入った馬が勝利を収めていたというデータで取り上げたライステラスが8番人気で3着に激走。今後もこういったデータを有効活用していきたい。

さて、今週は中山競馬場で朝日杯FSが行われる。そこで今回は今年行われた中山芝1600mの全60レースを対象に、中山芝1600mに強い騎手・血統を弾き出していきたい。


★騎手
1位 蛯名正義【7・5・1・21】複勝率38.2%
2位 横山典弘【7・1・4・20】複勝率37.5%
3位 松岡正海【6・7・3・23】複勝率41.0%
4位 後藤浩輝【6・4・8・30】複勝率37.5%
5位 内田博幸【4・5・5・21】複勝率40.0%


浜中俊【0・0・0・4】複勝率0%
安藤勝己【0・0・0・2】複勝率0%

★血統
1位 キングカメハメハ【5・3・0・19】複勝率29.6%
2位 マンハッタンカフェ【4・3・4・15】複勝率42.3%
3位 フジキセキ【4・2・2・16】複勝率33.3%
4位 タイキシャトル【4・2・1・7】複勝率50.0%
5位 ゼンノロブロイ【3・3・2・8】複勝率50.0%


サクラバクシンオー【0・0・2・22】複勝率8.3%
ゼンノエルシド【0・0・0・5】複勝率0%


上記の表から、騎手では関東リーディング上位が安定した良績を残していることがわかる。トリッキーなコース形態だけあって騎手が占める比重は大きくなり、その結果として関東の有力騎手の良績につながっているというわけだ。中山芝1600mはランキング5位以内の騎手で回っている、といっても過言ではない。

ただ、朝日杯FS単体で見ると、福永騎手が圧倒的な良績を残している。これまで同騎手は5回の騎乗経験があるが、その成績は【3・0・1・1】複勝率80.0%。トリッキーな中山1600mの乗り方を完全にマスターしている感があり、同騎手が騎乗するリベルタスも侮れない1頭になりそうだ。また、中山芝1600mでの成績が【3・1・2・3】複勝率66.7%のルメール騎手騎乗のリフトザウイングスも要注意の1頭と言えるだろう。

血統では、サダムパテック、アドマイヤサガスの人気馬2頭を送り込むフジキセキ産駒が好成績を残しているが、重賞に限れば【0・2・1・20】と産駒デビュー後未だ勝ち鞍がない。それなら8番人気1着が2回を数え、過去の朝日杯FSでも連対馬を輩出しているタイキシャトルに注目したいところだ。今年の出走予定馬に同産駒はいないが、タツミリュウが母父タイキシャトルを内包している。また、ハーツクライ産駒も中山芝において先週終了時点で【2・2・3・3】複勝率70.0%という好成績を残しており、同産駒のオースミイージー、リフトザウイングスの激走というシーンも想定しておきたい。

その他で注目したいのが、スウェプトオーヴァーボード。今年行われた中山芝1600mで【2・1・3・9】複勝率40.0%という好成績を残しており、それもすべて4番人気以下でのもの。京成杯オータムハンデでは産駒が2,3着に好走しており、コース適性は抜群だ。今年の出走予定馬にはエーシンブランがおり、血統的に注目したい1頭だ。

ちなみに、今回統計を取った全60レース中54レースで3枠より内に入った馬が馬券圏内に入っていた。また、全60レース中50レースで蛯名、横山典、松岡、後藤、内田博騎手のいずれかが馬券圏内に入っていた。今年の朝日杯FSでこれに該当するのはマイネルラクリマのみとなっており、同馬を穴候補として強調しておきたい。

(競馬天気:金曜コラム・データ室「データアラカルト」から)