2010年12月03日
【JCD】阪神ダート1800mに強い騎手・血統は?
先週のコラムでは、東京2400mに強い武豊騎手騎乗の父ミスタープロスペクター系×母父サンデーサイレンスの馬・ローズキングダムを注目馬として取り上げた。繰り上がり勝利とはいえ、マイルCSに続いて2週連続で注目馬が勝利を収めたことで、データの有用性が掴めてきた部分もあるだろう。今後もデータを上手く活用していきたいところだ。
今週は阪神競馬場でジャパンカップダートが行われる。阪神ダート1800mの重賞はジャパンカップダートでしか行われないため、今回は今年阪神ダート1800mで行われた83レースを対象に、阪神ダート1800mに強い騎手・血統を弾き出していきたい。
★騎手
1位 川田将雅【8・4・7・27】複勝率41.3%
2位 和田竜二【8・4・6・39】複勝率31.6%
3位 福永祐一【6・8・5・29】複勝率39.6%
4位 小牧太【6・4・2・28】複勝率30.0%
5位 浜中俊【5・4・4・37】複勝率26.0%
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20位 武豊【1・1・2・12】複勝率25.0%
37位 藤田伸二【0・1・1・9】複勝率18.2%
★血統
1位 クロフネ【9・8・2・32】複勝率37.3%
2位 シンボリクリスエス【7・4・4・27】複勝率35.7%
3位 キングカメハメハ【5・1・6・38】複勝率24.0%
4位 アグネスデジタル【4・0・0・15】複勝率21.1%
5位 スペシャルウィーク【3・6・4・17】複勝率43.3%
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25位 ワイルドラッシュ【1・1・1・15】複勝率16.7%
84位 ステイゴールド【0・0・0・10】複勝率0%
上記の表から、騎手では川田騎手・和田騎手・小牧騎手といった「追える騎手」が良績を残していることがわかる。阪神ダートはJRAのダートにおいて「重い」部類に入ることから、軽快なスピード以上にラスト1Fを踏ん張るスタミナが問われるのだろう。ランキング上位騎手の中で特に注目したいのが川田騎手。今年行われた1000万・1600万クラスの全11レースで【1・0・3・4】複勝率50.5%という相性の良さを誇っており、7・11番人気の馬を馬券圏内に持ってきて来ているように人気にかかわらず騎乗馬を好走に導いている。
表にはしなかったが、調教師で注目したいのが池江郎調教師。今年行われた阪神ダート1800mでの成績が【7・1・0・3】連対率72.7%という驚異的な成績を残している。7・6番人気1着があるように人気薄での好走も目立っており、JCDに同調教師が送り出す3歳馬・バーディバーディの巻き返しも想定しておきたいところだ。
血統では、クロフネ、シンボリクリスエス、キングカメハメハといった阪神ダート1800mに限らずこの距離で実績を残している種牡馬が上位を占めるなかで、アグネスデジタル産駒が4勝と気を吐いている。4勝すべてを2月〜4月に挙げており、それ以降は馬券圏内が一度もないことからも寒い時期が合っているのだろう。なお、母父ではサンデーサイレンスが【13・8・5・55】複勝率32.1%と2位のトニービンに勝ち数で9勝差をつける圧倒的なコース適性の高さを示している点にも注目したい。
ちなみに、今年行われた1000万・1600万下クラスの全11レース中8レースで母父ノーザンダンサー系の馬が馬券圏内に入っていた。また、8レース中6レースが父ミスタープロスペクター系orサンデー系×母父ノーザンダンサー系によるもので、今年のジャパンカップダート出走馬でこれに該当するはアドマイヤスバル、シルクメビウス、ダイシンオレンジの3頭。なかでもは父アグネスデジタル×母父ノーザンダンサー系で阪神ダート1800mに強い川田騎手騎乗のダイシンオレンジの激走に注意が必要かもしれない。