2010年11月12日
【エリザベス女王杯】上がり3F最速+道中通過順でメイショウベルーガが女王最右翼
3歳馬と古馬が頂点を決する現役最強牝馬決定戦・エリザベス女王杯。ブエナビスタ、レッドディザイアという古馬牝馬の中心的存在2頭はそれぞれ別の戦いを求めたため出走してこないが、三冠馬・アパパネ、京都外回りの鬼・メイショウベルーガ、海外から愛オークス・英オークスを勝ったスノーフェアリーが参戦し、ハイレベルな戦いが期待できそうだ。
過去10年のエリザベス女王杯における上がり3F最速馬の成績は【2・3・4・2】複勝率81.8%。安定こそしているが勝ち切れないといった印象だ。馬券圏内に入った9頭には「近5走内で4角通過順ひと桁での連対歴あり」という共通点があり、馬券圏外に敗れた2頭には「近5走内で4角通過順ひと桁での連対歴なし」という共通点があった。いくら直線が長い京都外回りとはいえ、ある程度自分から動ける自在性を持ち合わせていないと差し損ねる可能性が高いということだろう。
そこで今回は、上がり3F最速を使った回数と上がり3F最速率に加えて、「近5走内での4角通過順ひと桁で上がり2位以内の脚を使っての連対歴」というものを出していきたい。
(左から馬名、最速上がり3F、上がり3F最速計時回数、上がり3F最速率)
・シングライクバード 33.1秒 9回 37.5%
・メイショウベルーガ 33.0秒 11回 36.6%
・ヒカルアマランサス 33.6秒 4回 33.3%
・コロンバスサークル 33.6秒 6回 31.5%
・リトルアマポーラ 33.0秒 6回 30.0%
(近5走内での4角通過順ひと桁で上がり2位以内の脚を使っての連対歴)
・サンテミリオン4回
・アースシンボル 2回
・アニメイトバイオ 1回
・アパパネ 1回
・メイショウベルーガ 1回
・レジネッタ 1回
上記の表どちらにも載っている馬はメイショウベルーガのみ。昨年のエリザベス女王杯の結果が示すように昨秋までは終い一手で展開に左右されやすい馬だったが、4角7番手から上がり3F最速の脚で突き抜けた日経新春杯、上がり3F3位外ではじめて馬券圏内に入った阪神大賞典、4角5番手から上がり3F2位の脚でオウケンブルースリの追撃を凌いだ京都大賞典と明らかにイメージが変わってきている。
三冠馬・アパパネは上がり3Fという比較ではメイショウベルーガに対して明らかに不利。同馬のレースぶりは4角からマクリ気味に進出し、そのまま後続の追撃を押さえるというものなので致し方ない部分はあるが、馬群が一団で進む超スローの展開や昨年のエリザベス女王杯やメイショウベルーガの勝った京都大賞典のように、先行集団と後続の差が離れている展開ではローズSのような凡走も考えられる。
アパパネ超えを狙う3歳馬・アニメイトバイオは秋華賞での上がり3Fが逆転への一筋の光となる。過去10年、秋華賞で上がり3Fが最速だった馬の成績は【3・1・0・7】連対率36.4%。その一方で、上がり3F2位だった馬の成績は【0・0・1・5】連対率0%とはっきりした差が生じているのだ。先行押し切りが利く京都内回りから展開次第で脚質の有利・不利が生じやすい京都外回りに替るところでの逆転劇があってもおかしくない。
当欄では、上がり3F最速率に加えて、近5走内での4角通過順ひと桁で上がり2位以内の脚を使っての連対歴の実績も豊富なメイショウベルーガを推奨馬に。馬群一団で瞬発力が問われる展開なら、アパパネを瞬発力で上回るアニメイトバイオの名前を挙げておきたい。