2010年11月03日

【アルゼンチン共和国杯】複勝率75%のオペラハウス産駒・スリーオリオンに注目

★ポイント1「ハンデ上位馬」
→過去10年、57.5kg以上を背負ったハンデ上位馬の成績は【4・2・1・13】複勝率35%。2005年以降、これに該当する馬は必ず馬券圏内に入っており、ハンデ戦とはいえハンデ上位馬を軽視するのは危険だ。
(ミヤビランベリ、マチカネキンノホシetc)

★ポイント2「オクトーバーS組」
→過去10年、前走オクトーバーS組の成績は【1・2・1・4】複勝率50%。東京2400mで行われるということでコースの関連性が高く、オクトーバーSで好走した馬が続けて好走するというパターンが目立っている。
(スクリーンヒーロー、ジャガーメイルetc)

★ポイント3「父オペラハウス」
→過去10年、オペラハウス産駒の成績は【2・0・1・1】複勝率75%。馬券圏内に入った3回はすべて違う馬でのもので、その適性の高さが伺える。人気も11,7,8番人気とすべて人気薄で、この舞台で特に評価を上げたい血統だ。
(ミヤビランベリ、アクティブバイオetc)


過去の勝ち馬からスクリーンヒーロー、アドマイヤジュピタといったGIを輩出し、負けた馬の中からもタップダンスシチー、ジャガーメイルを輩出。近年その重要性を増してきているアルゼンチン共和国杯。ハンデ戦の長距離重賞というのがミソで、実績馬を取るか、上がり馬を取るかという取捨選択が難解を極め、人気は割れやすくなる。過去10年、1番人気馬の成績が【1・2・1・6】と決して安泰ではないことがそれを証明している。

今年出走を予定している馬で、実績上位と言えるのは阪神大賞典2着・函館記念2着の実績があるジャミール。札幌記念、オールカマー5着は相手を考えれば悪い内容ではなく、今回は相手関係がかなり楽になった感はある。ただ、前走オールカマー組はアルゼンチン共和国杯で【0・0・1・12】と相性が悪く、ジャミール自身東京で走ったことがない点も気がかり。馬券圏内に入ったレースすべてが斤量56kg以下ということで、ハンデ戦という舞台設定がマイナスになる可能性は否定できない。

漁火S→アイルランドTと連勝中の上がり馬・トーセンジョーダンも人気を集めそうだ。2歳時から活躍していた馬だけに、昇級戦でも引けに取ることはないだろう。ただ、同馬は2000mまでしか距離経験がない点が不安材料。というのも、過去10年、東京開催のアルゼンチン共和国杯で2200m以上の勝ち鞍がない馬で連対した馬は1頭もいないのだ。近走成績だけで過大評価することは避けたい。

ちなみにアルゼンチン共和国杯は血統に偏りのあるレースで、父オペラハウス、父グラスワンダー、血統表にトニービンorノーザンテーストの血を持つ馬の活躍が目立っている。東京2400mの主流血統といえるサンデー系が不振なレースであり、たった100mの距離差で傾向に大きな違いが出ることに注意が必要だ。


【データで見るオススメ馬】

★トウショウウェイヴ
→昨年のオクトーバーS勝ち馬。昨年は外枠を引き、行った行ったの展開に泣かされたもので展開・枠次第では上位進出の可能性を秘める。1800mからの距離延長時は【3・0・1・0】と複勝率100%の成績を残しており、距離延長は間違いなくプラスだ。

★トリビュートソング
→父グラスワンダー、母父トニービン、母母父ノーザンテーストとアルゼンチン共和国杯と相性の良い血をすべて内包している同馬。東京2400mの勝ち鞍もあり、距離延長時の成績は【1・1・1・1】と好走率が高い。展開次第で上位進出も。

★ゴールデンメイン
→過去10年、前走京都大賞典5着内馬はアルゼンチン共和国杯で【3・1・3・10】複勝率41.1%。追い込み決着となった今年の京都大賞典で前に行って5着なら上々の内容であり、昨年のアルゼンチン共和国杯や今年の目黒記念のように前残りになることも多い東京2500mなら巻き返しの余地はある。

【ローテーションで見るオススメ馬】

★スノークラッシャー
→過去10年、前走オクトーバーS組はアルゼンチン共和国杯で【1・2・1・4】複勝率50%と相性が良い。この馬自身東京競馬場では【2・1・4・0】と複勝率100%であり、サッカーボーイ産駒も【0・1・1・1】とアルゼンチン共和国杯とは好相性。好走条件は揃っている。

【血統で見るオススメ馬】

★スリーオリオン
→過去10年、オペラハウス産駒の成績は【2・0・1・1】複勝率75%。馬券圏内に入った3回はすべて違う馬で、その適性の高さが伺える。同馬は芝2400m以上で【1・2・3・1】と堅実で、2000m+高速上がりの新潟からスタミナが要求される東京2500mへのコース替りはプラスだろう。

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