2010年08月13日
クイーンS、速い上がり不要でプロヴィナージュが浮上
札幌の開幕週に行われる牝馬限定重賞・クイーンS。過去10年、クイーンSで上がり3F最速馬の成績は【1・3・5・4】勝率7.7%。上がり3F4位〜5位以下の馬の成績は【4・0・2・10】勝率25.0%。開幕週という絶好の馬場コンディションで行われるだけあって、逃げ・先行馬が圧倒的有利。速い上がりはまったく必要ない。
速い上がりが求められないということで、ここでは過去に速い上がりを使って好走してきた、いわゆる「危険な馬」を取り上げることとする。逆にいえば、ここで取り上げなかった馬こそクイーンSで好走するための適性を持ち合わせているというわけだ。
下記に、近5走を比較材料として最速上がりと上がり3F3位以内を使った回数を挙げてみたい。なお、「着順」については、最速上がり3Fを計時した際の着順とする。
(左から馬名、最速上がり3F、着順、上がり3F3位以内計時回数)
・カウアイレーン 33.3秒 1着 4回
・アプリコットフィズ 34.2秒 1着 3回
・ショウリュウムーン 34.0秒 4着 3回
・ダークエンジェル 34.5秒 6着 3回
・レジネッタ 34.2秒 5着 3回
出走すれば常に上がり上位をマークするのがカウアイレーン。前走東京1600mでは33.3秒の上がりを使って内から差し切った。ただ、この週の東京はNHKマイルカップ、プリンシパルSの結果を見るより明らかなインコース有利。前から行こうが後ろから行こうが基本インコースを通った馬しか用のない特殊な馬場だっただけに…過大評価は禁物か。
京都牝馬Sの大外一気が鮮やか過ぎて差し・追込馬の印象が強いヒカルアマランサスだが、ここ2走は好位から競馬をしている。上がりの速い馬場が得意であることには間違いないが、それだけの馬でもないということを強調しておきたい。
ここに名前の上がっていない馬が、クイーンSで好走するための適性を持っている。そこで当欄では近5走で上がり3F3位以内は一度だけだが、3度馬券圏内に入っているプロヴィナージュを推したい。