2011年04月22日

【皐月賞】渋った馬場の東京に強い種牡馬・母父馬は?

皐月賞が行われる今週。上位の力が決まっている牝馬クラシック戦線と比較して、未だ確たる中心馬不在の牡馬クラシック戦線。さらに今年は東京競馬場での施行ということで、混戦により一層拍車がかかっている。

さて、今年の皐月賞だが、現段階で稍重以上の馬場コンディションは避けられない模様。昨年の皐月賞が稍重、一昨年のダービーが不良と時期的に馬場悪化はつきものだが、この馬場コンディションがどういった影響を及ぼすのか、渋った馬場の東京に強い種牡馬・母父馬という視点で見ていきたい。なお、ここでは2001〜2010年までの稍重〜不良で行われた東京芝2000m全57レースを参照することとする。


★種牡馬
1位 サンデーサイレンス【8・7・9・43】複勝率35.8%
2位 アグネスタキオン【4・3・1・11】複勝率42.1%
3位 メジロライアン【3・2・0・11】複勝率31.3%
4位 タニノギムレット【2・2・0・4】複勝率50.0%
5位 コマンダーインチーフ【2・1・3・8】複勝率42.9%


フジキセキ【2・0・0・10】複勝率16.7%
ステイゴールド【0・2・0・7】複勝率22.2%

★母父馬
1位 カーリアン【4・4・0・4】複勝率66.7%
2位 トニービン【3・1・3・22】複勝率24.1%
3位 ヌレイエフ【2・2・0・4】複勝率50.0%
4位 ブラッシンググルーム【2・1・0・2】複勝率60.0%
5位 ノーアテンション【2・2・0・7】複勝率22.2%


フジキセキ【1・0・2・3】複勝率50.0%
サンデーサイレンス【1・1・3・37】複勝率11.9%


種牡馬における1〜2位は特に異論のないところだが、3位以下に関して明らかに良馬場とは異なる傾向が伺える。メジロライアンの代表産駒には昨年の関屋記念を制したレッツゴーキリシマがいるが、同馬は稍重〜不良での成績が【1・0・2・1】。5位にランクインしたコマンダーインチーフの代表産駒・イブキガバメントも重馬場の天皇賞・秋で4着に入っており、やはり馬場によって血統の向き・不向きがあるようだ。

母父に目を向けてみると、皐月賞でも4頭が該当する母父サンデーサイレンスの不振が際立つ。稍重だった昨年の天皇賞・秋は5頭出しだったが、3歳牝馬のオウケンサクラに先着を許すなど掲示板内に入ることすらできなかった。よほど馬場が悪化するようなら、これに該当する4頭をまとめて切るという手も考えられる。

なお、前述のメジロライアン、コマンダーインチーフ、そして母父で1,3,5位にランクインした種牡馬に共通するのは「ノーザンダンサー系」であるということ。この系統は渋った馬場の東京を得意としており、今年の出走予定馬で父または母父にノーザンダンサー系を持つエイシンオスマン、プレイ、サダムパテック、ステラロッサ、デボネア、ビッグロマンスの6頭は渋った馬場で一気にパフォーマンスを上昇させる可能性を秘めている。

騎手については目立った傾向は見られなかったが、唯一取り上げたいのが佐藤哲騎手。この条件で【1・0・2・1】複勝率75.0%、それも7番人気3着が2回と人気に関係なく好成績を残しており、父アグネスタキオン、母父ノーザンダンサー系というデボネアにとってさらに追い風となるデータだ。