2011年03月15日

【阪神大賞典】実績馬優位のレース、注目は複勝率100%の上がり3F最速馬

★ポイント1「GI馬」
→過去10年、GI勝ち馬の成績は【4・2・1・8】複勝率46.6%。とにかく実績馬が強いレースであり、特に菊花賞馬は過去10年で4勝を挙げているように好走が目立っている。
(アサクサキングス、ナリタトップロードetc)

★ポイント2「日経新春杯組」
→過去10年、前走日経新春杯組の成績は【1・2・1・6】複勝率40.0%。京都外回りで行われる長距離重賞ということで阪神大賞典との結びつきが強く、着順にかかわらず2008年以降馬券圏内に入る馬を毎年輩出しているローテーションである。
(アドマイヤジュピタ、ヒカルカザブエetc)

★ポイント3「上がり3F」
→過去10年、上がり3F1位をマークした馬の成績は【7・1・4・0】複勝率100%。馬場・展開にかかわらず「切れる馬」が好成績を残しており、近走上がり3F上位馬には注意したいところだ。


天皇賞・春に向けた最大のステップレース・阪神大賞典。古馬王道路線を歩む有力馬のほとんどがこのレースから始動するということで、阪神大賞典の結果がそのまま天皇賞・春に結びつくこともある。また、例年少頭数での戦いとなっているが、レースそのもののレベルは決して低くない。

今年の阪神大賞典で注目を集めているのはトーセンジョーダン。アルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を飾ると、その後も有馬記念5着、AJCC勝利と着実に実績を重ねている。阪神コース・3000mへの適性は未知数だが、有馬記念組が今年の重賞を席巻している現状を見る限り、軽視は禁物だ。

現時点で出走してくるかどうかは未定だが、出走するようなら有馬記念3着・重賞2勝の実績を誇るトゥザグローリーは当然軽視できない。こちらも阪神コース・3000mへの適性は未知数だが、近走のレースぶりから大きく崩れることは考えにくいだろう。阪神芝は2戦2勝と相性が良い点も魅力だ。

距離適性を重視するなら、万葉S→ダイヤモンドSと3000mを超える距離を連勝しているコスモメドウが侮れない。全5勝中、競馬場を2周するコースで4勝を挙げている典型的なステイヤー。近2走の斤量51・53kgから56kgに斤量が増える点は不安材料だが、スタミナ勝負はもってこいだろう。

また、過去の勝ち馬からGI馬が強いという特徴を持つ阪神大賞典。その特性を踏まえると出走馬中唯一のGI馬・オウケンブルースリにも注意が必要だ。昨年のジャパンカップ以降精彩を欠いてしまっているが、阪神芝では【1・0・1・1】と道悪での競馬となった2009年阪神大賞典以外で大崩れがない。展開に左右される脚質ではあるものの、実績では頭ひとつ抜けている。

ちなみに過去10年、前年以前の阪神大賞典で馬券圏内に入った馬が再び馬券圏内に入ることができなかった年はわずかに3度。リピーターが強いレースという性質を持っており、これに該当するトウカイトリック、ナムラクレセントにとっては心強いデータだ。



【データで見るオススメ馬】

★トゥザグローリー
→2010年有馬記念出走馬の次走成績は【4・1・1・2】。同馬も有馬記念3着後の京都記念で勝利しており、有馬記念組のレベルの高さを改めて証明した。阪神大賞典で【3・3・1・5】複勝率58.3%と好相性の母父サンデーサイレンスの血を持っている点も心強い。

★コスモメドウ
→過去10年、上がり3F1位をマークした馬の成績は【7・1・4・0】複勝率100%。同馬は近5走中4走で上がり3F2位以内をマークしており、切れ味には定評がある。全5勝中、競馬場を2周するコースで4勝を挙げている典型的なステイヤーでもあり、56kgの斤量さえこなせれば。

★ナムラクレセント
→過去10年、前走日経新春杯組の成績は【1・2・1・6】複勝率40.0%。京都外回りで行われる長距離重賞ということで阪神大賞典との結びつきが強く、同馬も2009年阪神大賞典3着の実績がある。リピーターが強いレースという性質を踏まえれば侮れない1頭だ。

★オウケンブルースリ
→過去10年、GI勝ち馬の成績は【4・2・1・8】複勝率46.6%。特に菊花賞馬は過去10年で4勝を挙げており、2008年の菊花賞馬である同馬にとってはプラスとなるデータだ。阪神芝では【1・0・1・1】と道悪での競馬となった2009年阪神大賞典以外に大崩れがなく、展開次第で復活があってもおかしくない。

【ローテーションで見るオススメ馬】

★トーセンジョーダン
→2010年有馬記念出走馬の次走成績は【4・1・1・2】。同馬も有馬記念5着後のAJCCで勝利しており、有馬記念組のレベルの高さを改めて証明した。阪神コース・3000mへの適性は未知数だが、菊花賞、天皇賞・春の勝ち馬を輩出しているジャングルポケット産駒である点から軽視は禁物だ。

【血統で見るオススメ馬】

★キタサンアミーゴ
→過去10年、母父トニービンを持つ馬の成績は【1・1・1・1】複勝率75.0%。リンカーンやドリームパスポート、アドマイヤモナークなど母父トニービンを持つ馬にはステイヤーが多く、長距離重賞において欠かせない血統となっている。血統に加え、【2・1・0・1】と得意な阪神コース替りで再度の好走があっても。


(競馬天気:火曜コラム・田原基成「データ分析」より)
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