2011年03月08日
展開&馬場不向きのデボネア、ハイペース&上がりのかかる皐月賞で要注意
【2回中山3〜4日目馬場傾向】
中山芝は3日目午前が良/水多、午後が良/水少。4日目は良/水少。土曜中山では4角2番手内を進んだ馬が馬券圏内に入らなかったレースはなかったが、日曜中山から除々に差しが利くようになっていた。土曜中山のオーシャンSの勝ち時計1分7秒8は重賞格上げ後のオーシャンS史上最速であり、時計の出やすい馬場と言える。芝2000mの持ち時計上位馬が好走した弥生賞が示すように、今の中山芝では持ち時計が重要視される。
中山ダート3日目が良/湿、4日目が良/水少。馬場が渋った土曜中山は前残りが多かったが、馬場が乾いた日曜中山は差しが利くようになっており、馬場の変化によって好走する馬の脚質が変わっていた点は中山ダート特有のものと言えるだろう。
●2回中山3日目 11R 5着ケイアイアストン
1分7秒8という重賞格上げ後のオーシャンS史上最速の決着となったが、洋芝or開催後半の時計のかかる馬場に実績が集中している同馬にとっては厳しい馬場だった。それでいて急坂のコースで大外枠から先行して5着なら悲観する内容ではない。賞金的に出走が微妙な状況ではあるが、洋芝実績が問われる阪神で行われる高松宮記念に出走できるようなら、穴候補として狙ってみたい。
●2回中山4日目 11R 3着デボネア
1000m通過61.7秒、レースの上がり34.7秒という弥生賞らしいスローペースを上がり3F2位の脚で3着に突っ込んできた。同馬は1000m通過61秒以上のレースが【0・0・2・1】、60秒台以下のレースが【1・1・0・0】と淀みない流れでこその馬であり、今より時計がかかり、ペースが上がることが予想される皐月賞での巻き返しに警戒したい。
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【1回阪神3〜4日目馬場傾向】
阪神芝は3〜4日目ともに良/水少。先週、洋芝適性の有無にまで気を配りたいということを述べたが、土曜阪神10・11Rの勝ち馬はともに洋芝での勝利実績があった。この傾向は今開催いっぱい続くものと思われるので、今後も気を付けたいところだ。また、基本的に先行・内枠馬有利の馬場である点も注意したい。それだけに外から上がり3F33秒6の脚で制したレーヴディソールは規格外だったわけだが・・・
阪神ダートは3日目が良/水多、4日目が良/水少。こちらも馬場の乾きとともに差し・追込が利くようになってきた印象があり、今後も馬場に応じて予想を変える必要がありそうだ。
●1回阪神3日目 9R 2着カノンコード
1000m通過61.3秒というスローペースを先行し、渋太く2着に粘った。中央場所でも通用する力は示したが、今の阪神は洋芝適性が問われる特殊な馬場。高速馬場になる春以降の中央場所では切れ負けというシーンがあるかもしれない。現状非根幹距離orローカルがもっとも勝ちが近い条件か。
●1回阪神4日目 9R 1着トーセンレーヴ
ブエナビスタの下という血統的背景も加味されたが、圧倒的な1番人気に推されての快勝。ディープインパクト産駒は2戦目に敗戦を喫することが多いが、あっさりその壁を破った。今後はダービー出走に向けてのトライアルレースへと進むことになると思うが、現状では昨年のアルメリア賞を勝ったルーラーシップと同じ広いコース向きの馬だろう。阪神・京都外回りでは特に評価を落とす必要はないだろう。
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【2回小倉3〜4日目馬場傾向】
小倉芝は3日目午前が良/水多、午後が良/水少。4日目は午後から稍重→重。馬場の損傷が激しいせいか雨による馬場の悪化スピードが通常より速い印象があった。これに伴い差し・追込馬の台頭が顕著になり、大濠特別はわかりやすい外枠&差し馬での決着。相当にトラックバイアスが働いたと思われるので、この開催での好走馬も凡走馬も鵜呑みにし過ぎないようにしたい。
小倉ダートは3日目午前が重、午後が稍/水多。4日目午前が稍重、午後が重。雨が降ったことで高速馬場となり、芝→ダート替り、前走中央場所組といった高速馬場に秀でた馬の好走が目立った。
●2回小倉3日目 8R 1着トーセンアドミラル
ダート2戦目であっさり逃げ切った。楽な流れでハナに行けたことは確かだが、「逃げて上がり最速で勝利」というのは昇級戦を苦にしないひとつの目安となる。ダートでのキャリアの浅さも含め、今後のダート路線で注目してみたい1頭だ。コーナー4つの小倉ダート1700mで勝ったが、東京ダート1600mでも問題なく走れるだろう。
●2回小倉4日目 11R 16着ヤマニングルノイユ
1番人気に推されながら、最下位に敗れてしまった。とはいえさすがにこの大敗は雨が降りしきる重馬場という理由で片付けられるだろう。短期間で立て直せるとは思わないが、次走間隔をあけて臨んだ際には狙ってみたい。
(競馬天気:月曜コラム「馬場×次走注目馬」より)*