三宅誠の結果分析バカラクイーンの激走を生んだ新潟の芝状態

三宅誠の結果分析

三宅誠の結果分析バカラクイーンの激走を生んだ新潟の芝状態

2021年07月26日

■バカラクイーンの激走を生んだ新潟の芝状態

新潟千直の外枠有利、1枠不利の定説を覆すバカラクイーンの走りだった。春の福島が地震の影響で中止となり、替りに新潟開催となったのが関連している。新潟競馬場は年中野芝開催で行われる唯一の場、例年春開催を5月に施行されるが、まだ寒さが残るため野芝の成長が途上の段階で行われ、時計が夏開催に比べて遅いのが特徴。今年はいつもに比べて約1か月も前から始動することになり、芝の保全が心配された。芝のレースを極端に減らして臨んだが、例年以上に雨が多く、開催後半の芝はコース全体が荒れ放題となった。芝の管理上、夏競馬までにそれをいかに改善するからが大きな課題であったことは想像に難くない状況だった。そんな状況で決断したのが、内側の芝の張り替えだった。かなり広い範囲で行われた。短期間で張り替えと育成を行うというリスキーな作業を選択したのではないか。結果は、良好な馬場で速い時計も記録される想定以上の馬場状態が作り上げられた。ただ、千直で考えなければいけない点は、外枠が有利なレースとはいえ、張り替えた芝の外側と対比すると例年以上に内側が良かった可能性があって、バカラクイーンは1番枠からロスなく進路をとって３着に食い込んだと見ます。２勝クラスからの２段階の格上挑戦、馬場を味方につければ、クラスを超えての好走も可能なことを裏付けてます。

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●７月24日
函館　9R　奥尻特別　　　　ポールトゥウィン　　　人気　8　着順　1　気候　▲　　
函館 11R　ＴＶｈ杯　　　　ファーストフォリオ　　人気　7　着順　2　馬場　▲　　
函館 12R　２勝クラス　　　グレースルビー　　　　人気　6　着順　3　気候　○　　
函館 12R　２勝クラス　　　スペロデア　　　　　　人気　7　着順　1　馬場　○　　
新潟　9R　燕特別　　　　　シエラネバダ　　　　　人気 14　着順　3　馬場　△2　　
新潟 11R　越後Ｓ　　　　　クーファピーカブー　　人気　6　着順　1　気候　○　　
新潟 11R　越後Ｓ　　　　　アスタースウィング　　人気　9　着順　2　馬場　○　気候　◎
新潟 11R　越後Ｓ　　　　　マラードザレコード　　人気　7　着順　3　気候　▲　　

●７月25日
函館　7R　１勝クラス　　　ウイングリュック　　　人気　6　着順　2　気候　△1　　
函館　7R　１勝クラス　　　アドマイヤリーブラ　　人気　9　着順　3　気候　▲　　
函館 11R　ＵＨＢ杯　　　　グラスブルース　　　　人気　8　着順　3　気候　△2　　
函館 11R　ＵＨＢ杯　　　　アルーフクライ　　　　人気　7　着順　2　馬場　◎　　
函館 11R　ＵＨＢ杯　　　　ロジペルレスト　　　　人気 12　着順　1　馬場　△2　　
函館 12R　１勝クラス　　　タイセイレフィーノ　　人気　7　着順　3　馬場　▲　気候　◎
新潟 10R　糸魚川特別　　　ハギノアレス　　　　　人気　9　着順　3　気候　△2　　
新潟 11R　アイビスＳＤ　　バカラクイーン　　　　人気 14　着順　3　馬場　◎　気候　△2
新潟 12R　１勝クラス　　　カンパーニャ　　　　　人気　8　着順　2　馬場　▲　　
新潟 12R　１勝クラス　　　ジャミールフエルテ　　人気 11　着順　1　気候　△1　　

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